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主な資料紹介

捕鯨母船「第二圖南丸」模型

捕鯨母船「第二圖南丸」模型

第二圖南丸は1951(昭和26)年5月 タンカー松島丸として日立造船桜島工場で建造され、戦後の日本水産(株)初めての大型運航船として就航。捕鯨船団強化に伴い1956(昭和31)年日立造船因島工場で捕鯨母船(捕鯨工船兼油槽船)に改造し「第二圖南丸」と改名、わが国の商業捕鯨全盛期に活躍した。

 

イワシ鯨頭骨

イワシ鯨頭骨

イワシ鯨は体長13~16m、体重15~ 25t。世界中の海洋に生息し、イワシを大量に飲み込む生態的特徴からこの名が付けられました。この頭骨は、旧下関水族館から新水族館(海響館)に引き継がれたイワシ鯨の骨格標本の一部。

 

捕鯨船「第二十五利丸」模型

捕鯨船「第二十五利丸」模型

大洋漁業(株)が1962(昭和37)年に林兼造船で建造した捕鯨船。南氷洋には、第17次(1962/63)初出漁から第15次調査捕鯨(2001/02)まで連続40回、北太平洋にも調査捕鯨を含めて26回出漁した。

 

捕鯨船「第二十五利丸」進水式写真

捕鯨船「第二十五利丸」進水式写真

昭和37年7月19日林兼造船(株)にて進水式を迎える「第二十五利丸」の写真。

 

捕鯨母船「日新丸」積量図

捕鯨母船「日新丸」積量図

我が国初の国産捕鯨母船として、当時の林兼商店が発注し、1936(昭和11)年に神戸市の川崎造船所(現・川崎重工業)で建造された「日新丸」積量図。縦77.5㎝、横155.0㎝の青焼図面で、川崎造船所造船部設計課の記載がある。

 

南氷洋漁場図(捕鯨用海図)

南氷洋漁場図(捕鯨用海図)

林兼商店の大洋捕鯨が初めて南氷洋捕鯨に出漁した1936(昭和11)年~1937(昭和12)年に使用したと推察される南氷洋漁場図(捕鯨用海図)4枚を含む縦77.0㎝、横107.0㎝の計20枚の海図。毎日の船団位置や捕獲頭数、パックアイス等の状況も記載されている。

 

中部利三郎 漁場日誌

中部利三郎 漁場日誌

1940(昭和15)年から翌年にかけ、大洋捕鯨の「第二日新丸」事業部長として乗船し、南氷洋捕鯨に出漁した中部利三郎氏の漁場日誌。旧日本海軍艦船が集結する横浜を出港後、第2次大戦が差し迫る緊迫の状況の中、戦前最後の南氷洋での船団を取り巻く厳しい状況等が克明に記録されている。

 

鯨油製造統計表

鯨油製造統計表

1937(昭和12)年度に南氷洋捕鯨に出漁した日新丸製油工場の大友亮氏が記録した鯨油製造日計表。捕獲鯨種ごとの鯨油生産量等について、詳細に記録してある。また別に、1938(昭和13)年度に同氏が記録した鯨油製造日計表もある。

 

最後の商業捕鯨船団出港新聞記事

最後の商業捕鯨船団出港新聞記事

1986(昭和61)年10月31日下関漁港から、商業捕鯨最後の船団が出港するときの新聞記事のスクラップ。西日本新聞(左)と山口新聞(右)。

 

鯨の照焼きサンプル

鯨の照焼きサンプル

1958(昭和33)年から1977(昭和52)まで下関市で営業していた大洋漁業直営料理店「日新」の人気メニューの一つ。2005(平成17)年に下関で開催された「第4回日本伝統捕鯨地域サミット」の前夜祭において、再現されたもの。

 

捕鯨絵巻

捕鯨絵巻

太地浦捕鯨に関する絵巻物のうち、熊野太地浦捕鯨史編纂委員会が編集し、複製のうえ(株)平凡社が刊行したもの。全六巻。

 

除蝗録

除蝗録

大蔵永常が1826(文政9)年に刊行した書。農業の妨げとなる害虫の駆除について、鯨油の使用の有用性を説いたもの。

 

関門鯨産業文化史

関門鯨産業文化史

関門地域として一体の経済圏を成してきた北九州と下関における鯨産業の歴史的発達過程や経済波及効果等を検証しながら、ノルウェーや韓国と比較検討を通じて鯨産業・鯨文化形成モデルを提示し、そのメカニズムの解明を目指した書籍。

 

ふく刺しサンプル

ふく刺しサンプル

ふく刺し ビタ引き(一晩しめずに、活きを捌いて、すぐにひいたもの)
ふく食解禁当時、初代総理大臣伊藤博文公が食したとされるものを、春帆楼が再現したもの。

 

ふく刺しサンプル

ふく刺しサンプル ふく刺し 現代菊盛

 

フグ標本

トラフグ トラフグ

 

フグ標本

ハリセンボン ハリセンボン

 

ウニ資料一式

ウニ資料一式

馬糞ウニ、赤ウニ、紫ウニなどの資料に加えて、はこめがね、がぜひきなど漁で使用する道具も展示している。

 

【お問い合わせ先】
下関市立大学附属 地域共創センター
〒751-8510 山口県下関市大学町二丁目1番1号
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