大学トップページ
地域共創センター
地域教育活動
地域論

地域論


 下関市立大学では毎年、学生に対する地域論の授業を市民の皆様に開放しています。平成21年度秋学期は、「地域の変貌から地域を考える」をテーマに、下記のように9月28日から1月26日まで14回にわたり講義を行います。市民の皆様どなたでも自由に受講できますので、奮ってご参加ください(申込不要、受講料無料)。

とき: 9月28日, 10月5日,19日, 11月2日,9日,16日,30日, 12月7日,14日,21日,24日(木), 1月18日,25日,26日(火)
毎週月曜日 5時限 午後4時30分〜6時00分
(第11回12月24日は木曜日、第14回1月26日は火曜日同時間帯となります。)
場所: 下関市立大学 A講義棟2階 121教室(予定)

〔講義のねらい〕

 本講義では社会というものを場所の視点、とりわけ身近な生活空間から検討する。かつては日常の生活はほぼ地縁的な範囲で完結しており、それは共同体とも言われていた。しかし、交通通信手段の発達や様々な機会の出現によって分業化が進行し、いまは共同体的な地域社会はほとんど見られなくなってきた。このような変化によって人々の生活は物質的には著しく豊かになってきたが、精神的には豊かになってきたとは言えないだろう。
 現代社会は富めるものとそうでないものとの格差が次第に拡大している。場所的にみても富める地域と衰退する地域の「地域格差」は拡大しつつある。どのようにしてこのようなことになったのか、うまく地域経営をなして生き生きとしている地域や逆に大きな問題を抱え病んでいる地域など状況の変化によって地域がいかに変化していくかを具体的な事例を示しながら考えていく。

〔主たる授業計画(シラバス)〕

1.はじめに
2〜 4.自治体・組織の再編成と地域
 (広域合併)下関市  (合併しない自治体)福島県矢祭町、山口県阿武町、大分県九重町
5〜7.企業の立地変化と地域
 (自動車工業)豊田市、福岡県苅田町、座間市 (造船業)因島市、下関市
 (石油化学)新居浜市 (化学)宇部市、大牟田市
8〜10.交通条件の変化と地域
 (ターミナルから通過都市へ)下関、函館、高松
 (交通アクセスの改善)秋田県角館町、長野県小布施町、熊本県黒川温泉、由布市湯布院町
11〜13.農政の変化と地域
 (グリーン・ツーリズムと農村振興)飯山市、山口県(長門市他)、宇佐市安心院、松浦市、
  奈良県十津川村
14.終わりに

〔成績評価等〕

 市民の方は試験及び成績評価はありません。

〔教科書・参考書〕

 教科書は使用せず、授業時に資料を配布いたします。参考書は授業時に指示いたします。

 皆様方のご参加をお待ちしております。講義の日時や教室などについては、変更になる場合があります。最新の情報は、地域共創センターのページでご確認ください。


【お問い合わせ先】
公立大学法人下関市立大学
事務局経営企画グループ地域共創班
TEL. 083-254-8613 / FAX. 083-253-5091

 

Copyright(C) Shimonoseki City University. All rights reserved.