ノロウイルスに注意しましょう
全国的にノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者が増えており、この時期としては平成18年に次いで過去10年間で2番目に多い水準にあります。
山口県内でもノロウイルスによる食中毒が発生しており、過去10年間で最も多い発生状況にあり、注意が必要です。
1.ノロウイルスとは
- 小型の球形ウイルスで、体内でのみ増殖します。
- 感染力が強く、10〜100個程度の少量のウイルスでも感染します。
- 感染後、1〜3日で発症します。
- 85℃、1分間以上の加熱で死滅します。
2.症状と感染経路
- 主症状は嘔吐・下痢で、その他には軽度の発熱、腹痛など症状に個人差があります。
通常、数日程度で回復しますが、回復後も1週間程度はウイルスを排出することがあります。
- 感染経路はほとんどが経口感染で、ウイルスに汚染された食品を生、あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合や、家庭や共同生活施設など人同士の接触する機会が多いところで、飛沫感染する場合があります。
3.予防方法
- 手洗いは、食中毒や感染症予防の基本です。
外出先からの帰宅時や調理時(特に生の肉や魚介類をさわった後)、食事の前など石けんでよく手を洗いましょう。
- 食材(特に二枚貝などの魚介類)は、新鮮なものを選び、十分に加熱調理して食べましょう。
※中心部の温度が85℃、1分間以上の加熱が目安です。
[掲載日:2012.12.28]
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