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研究者(教員)情報

島田 美智子 (しまだ みちこ)

職位 経済学部 国際商学科 教授

学位 経営学修士(西南学院大学大学院)

学歴 西南学院大学大学院経営学研究科単位取得満期退学

担当科目 原価計算論、企業分析論、外書講読(英語)、専門演習Ⅰ・Ⅱ

所属学会 日本会計研究学会,国際会計研究学会,日本管理会計学会,日本原価計算研究学会,日本簿記学会,非営利法人研究学会,公益事業学会,日本会計史学会

専門分野 原価計算論・会計学

研究業績報告書 2016年度研究業績(島田美智子)

主な研究テーマ 「財務会計と管理会計の関係性再考」
Johnson and Kaplan[1987]は,管理会計の「レレバンス・ロスト(実務適合性の喪失)」を唱えた。その主たる要因の1つとして指摘されているのが,会計実務における財務会計の優位性である。本研究では,財務会計と管理会計の関係性の歴史的展開過程を追うことによって,管理会計の変化とその理論的含意を,理論分析的に明らかにすることを課題としている。
「会計基準の国際統合と中小企業会計」
国際会計基準審議会(IASB)は2009年に,国際財務報告基準(IFRS)の中小企業版を公表した。IFRSはこれまでわが国においては,上場企業に適用されるべき会計基準として位置づけられてきたが,非上場の中小企業も会計基準の国際統合と無関係でないことが,これによって明らかになった。本研究では,中小企業版IFRSの基本的特徴を明らかにしたうえで,当該基準がわが国の中小企業に適用された場合の影響について理論分析的な検討を行うことを課題としている。

私の授業 「原価計算論」では,まず工業簿記の基礎を学習する。続いて,工業簿記で得られた会計情報が原価計算においてどのように利用されるかを,体系的に学習する。以上を通じて,複式簿記機構を枠組みとした原価計算の意義と役割を考える。
「企業分析論」では,財務諸表論の基礎を踏まえながら,財務諸表の構造と考え方を,分析的な視点から学習する。それを受けて,財務諸表分析の基礎的手法を学び,企業評価の標準的モデル(DDM,DCFモデル,オールソンモデル等)の理論と応用の学習に進む。会計情報の分析手法を学習する本講義は,応用会計学の1分野として位置づけられる。
「外書講読Ⅰ(英語)」では,会計の原理や理論を取り扱った入門的な英語文献を輪読する。英語の細かな文法や構文に拘ることなく,一定量の英文を読み通し,その論旨を理解することを心がける。受講生が提出する英文の翻訳とそれに関する評釈を成績評価の基礎資料とする。
「専門演習Ⅰ」では,会計情報の意義と役割を体系的に学習することを目的としている。企業が開示する会計情報を分析することによって,企業の経済的実態を明らかにしたり,企業価値を推定したりすることが可能となる。会計情報の意義と役割の学習を通じて,今日の経済人の基礎的素養としての財務諸表分析や証券分析の理論と実践を習得する。その学習成果を確認するために,受講生には秋学期にターム・ペーパーを書いてもらう。
「専門演習Ⅱ」では,専門演習Ⅰでの学習を踏まえたうえで,会計情報の意義と役割の発展的な学習を行う。受講生は,学習成果に基づき演習において各自の研究成果を発表し,その結果を踏まえて卒業論文を執筆する。その過程で,適宜研究指導を行う。オフィスアワーについては,メール等による事前の予約を必要とする。
「管理会計研究Ⅰ(大学院)」では,Johnson and Kaplan[1987]が提起した管理会計の「レレバンス・ロスト」(実務適合性の喪失)の歴史的・制度的含意を,文献研究を通じて洞察する。管理会計における意思決定有用性アプローチの導入可能性(AAA[1966]),概念フレームワークにおける内部報告情報の位置づけ(FASB[1978])等を分析視点としながら,近年の管理会計トピックの特徴と展開方向を明らかにする。
「管理会計研究Ⅱ(大学院)」では,管理会計研究Ⅰにおける研究成果を踏まえたうえで,管理会計手法のうち原価計算に焦点を当て,特殊原価調査,原価企画,スループット原価計算等を素材としながら研究のさらなる深化と発展を試みる。以上の検討を通じて,管理会計の現代的な意義と役割を再検討する。

主な研究業績
  • 「TOCとスループット会計の展開方向-Dugdale=Jonesの『スループットのための会計』を手がかりとして」、(大阪商業大学論集、第112・113合併号、1999.2)
  • 「制約理論(TOC)における原価生産の理論と技法」(會計、第157巻第1号、2001.1 )
  • 「制約理論(TOC)にリンクするスループット会計の計算構造に関するモデル分析―ボトルネックの解消手段に関連させて」(大阪商業大学論集、第116号、2001.1 )
  • 「スループット会計における原価計算プロセス」(會計、第160巻第2号、2001.8 )
  • 「制約理論(TOC)にリンクするスループット会計の特質」(土方久編著:近代会計と複式簿記、2003.4 )
  • 「萌芽期原価計算の構造と特徴―労務費の記帳処理を中心にして―」(下関市立大学論集、第53巻第1・2合併号,2009.9)

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