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理事長室より

「同窓会全国の集い in 長崎」(2015年6月15日)

 下関市立大学同窓会「全国の集い・長崎」が平成27年6月6日(土)に長崎県諫早市の諫早観光ホテル「道具屋」で開催され、私もご招待をいただいたので参加しました。式次第は次の通りでした(氏名は敬称略)。

開会のことば(長崎県支部副支部長・梅林弘幸)、歓迎の挨拶(長崎県支部長・中里寛人)、同窓会会長挨拶(全国同窓会長・柴田勝利)、来賓祝辞(諫早市副市長・早田実、下関市副市長・本間俊男、下関市立大学理事長・荻野喜弘、下関市立大学長・吉津直樹)、乾杯(長崎県県議会議員・山田博司)、懇親会(アトラクション「ひょっとこ踊り」「諫早のんのこ踊り」)、学生歌斉唱「青潮ゆたかに」、創立60周年記念式典並びに祝賀会(山口県支部長・山本孝男)、次期開催地挨拶(中部総支部長・西村裕樹)、万歳三唱(「長崎くんち所望踊り」、全国同窓会副会長・中村信悟)、閉会のことば(長崎県支部前支部長・鎌田博)。司会(長崎県支部事務局長・井上準之助、柴田会長家族・御園真寿美)

 早田(そうだ)副市長は、同窓会参加者に対して歓迎の意を表するとともに、諫早市について大要次のような紹介をされました。諫早市は体操の内村航平選手に代表されるようにスポーツ振興のまちであり、人口は平成の大合併を経て約13万8千人、名物は楽焼うなぎ(独自調理法の蒲焼)、米おこし、小長井牡蠣、ばれいしょ・にんじん、伊木力みかん、玉ねぎなど、最大の祭りは「のんのこ諫早まつり」とのことです。本間副市長は、下関市の現況について、この1年間のまちづくりを中心に説明されました。とくに本年3月28日に国道191号下関北バイパス(筋川町~安岡駅前間6.8km)が全通し、これまで22分かかっていた下関駅前~下関市安岡支所間の所要時間は10分に短縮されたと話すと、会場からはドッと歓声が起こりました。
 私は、本学の経営について、多くの志願者・入学者があり、就職も順調で、経営状態は良好であることを報告するとともに、本学のこのような社会的評価は、同窓生の皆さんの活躍と母校に対する厚い想いの賜物であるとして、感謝を申し上げました。学長からは本学の現況について詳しい説明がありました。
 アトラクションの「ひょっとこ踊り」は宮崎県日向市で行われている「日向ひょっとこ夏祭り」の参加者によるものです。キツネ、おかめ、ひょっとこ、村人のお面をつけて、こっけいな仕草の見事な踊りを披露して、やんやの拍手喝采でした。今回の9人ほどのメンバーは福岡市在住の方々で、各所で「公演」活動をしているそうです。その中心メンバーが中里長崎県支部長の中学時代からの友だちなので、友情出演になったとのことです。
 もうひとつの「のんのこ踊り」(「のんのこ」は諫早の方言で「愛らしい」「かわいい」という意味)は両手にそれぞれ2枚の小皿を持ち、カチカチと鳴らしながら、「諫早のんのこ節」にあわせてリズムよく踊るというもので、初めて拝見しました。女性ばかりの十数人のメンバーでしたが、センターのひとがとても歯切れのよい踊りを披露してくれました。あとで聞きますと諫早市の市議会議員だそうです。早田副市長も飛び入り参加で踊りの輪に加わりましたが、諫早市民であれば誰でも踊れるとのことで、下関市の平家踊りのように市民に親しまれている踊りという印象を受けました。
 次期開催地については、中部総支部で行うことになっておりましたが、来年度が下関市立大学創立60周年にあたるので、下関で記念行事とあわせて開催したいとの本部の意向があり、山口県支部の引き受けになったとの報告があり、了承されました。
 最後の万歳三唱に先立って披露された「長崎くんち所望踊り」も初見でした。長崎くんちでは、7年に一度回ってくる当番である踊町(おどりちょう)が奉納踊を諏訪神社に奉納することになっており、昨年は万才町は踊町であり、本踊りとして「祭礼祝長崎万歳」を奉納したそうです。万才町の総監督を務めた山口正和さん(長崎県支部副支部長)の指揮のもと、長崎県支部の皆さんが「長崎万歳」の「所望踊り」を披露されました。これは「長崎万歳音頭」にあわせて踊りながら、「ばんざい」のところで万歳を行うというもので、我々も万歳を唱和しました。
 「長崎万歳音頭」
  春はハタ揚げ  夏にはペーロン
  秋はくんちに心が踊る
  あーあー この街に生まれてよかった
  この街に暮らして ほんとによかった
  ばんざい ばんざい ばんざい
  みんなで ばんざい 長崎萬歳
 そして、中村副会長の発声による万歳三唱で、名残り尽きない全国の集いは幕となりました。
 「全国の集い」後には、2次会と長崎夜景ツアーとが組まれており、私は稲佐山頂上からの長崎の夜景はまだ観たことがないので、夜景ツアーに参加しました。道具屋のミニバス2台に分乗して、諫早から長崎へのバスハイクとなり、稲佐山に着いたのは7時35分頃の日没前でした。展望台からの眺望はすばらしく、眼下には三菱長崎造船所が広がり、対岸では長崎駅、大波止、出島、長崎県美術館、旧居留地の建物群、大浦天主堂などが確認でき、その先には遠く天草灘を遠望し、長崎湾外に目を転ずると伊王島、高島、端島(軍艦島)と連なる島々がくっきりとみえました。しばらくすると、夕日がゆっくりと沈んでいくさまをみることができ、夕景色を堪能しました。暗くなると、対岸の灯りが点りはじめ、見事な夜景となっていく様子もおもしろいものです。「世界新三大夜景」に認定されたという香港、モナコの夜景は未見ですが、長崎の夜景は三大夜景の名に恥じない、なかなか見応えのあるものでした。帰途のバスには午後8時過ぎに乗り込み、9時頃にはホテルに無事帰着となりました。3次会に加わったひともあったようですが、私は部屋に戻りました。

 今回の長崎での集いの参加者は190名を超え、全国の集いのなかでも最大規模の集いとなり、また夫人同伴が20組もあったとのことでした。支部(本部関係者を含む)ごとの会員参加者は、参加者名簿によりますと、山口県支部の38名が最も多く、次いで長崎県支部の18名でした。長崎を含めた九州各県支部の合計は77名にのぼっています。このような盛会となったのは、中里支部長の各支部行脚の効果に加えて、九州はじめ各支部の協力の結果だといえます。
 中里支部長をはじめ、長崎県支部の皆さんによる1年間に及ぶ周到な準備によって、たいへん盛り上がりのある楽しい会となりました。この集いのために尽力された皆さんに御礼申し上げます。