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理事長室より

平成28年度入学式祝辞(2016年4月5日)

 下関市立大学の平成28年度入学式にあたり、理事長として祝辞を申し上げます。
 厳しい入学試験を突破して、本学に入学された皆さんに心からお祝いを申し上げます。また、皆さんを支えて下さったご家族をはじめ関係の皆さまにも、お慶び申し上げます。

 本学は、「海峡の英知。未来へ そして世界へ」というユニバーシティー・スローガンを掲げ、「未来へ、世界へ」と羽ばたく人材を育成することを目標としています。下関は、古来より交通の要衝であり、ひと、もの、情報が行き来し、世界につながる街です。本学には、海峡の街・下関に相応しく、多様性と可能性をもった学生が全国から、また様々な国々から集ってきており、この場での切磋琢磨によって、皆さんが未来を担う、そして世界に羽ばたく人間に育っていくことを願っています。

 さて、皆さんは18歳に選挙権が賦与され、その権利を行使することができる最初の世代となります。日本の社会は様々な矛盾や問題を抱えています。それらをよく調べて、どの政党か、どの候補者かを選択して投票をすることが求められます。選択のためには、社会問題に対する学びが必要となります。現代の社会問題は経済と密接にかかわることが多く、本学における経済学の勉学は選挙権の行使にも役立つことだと思います。

 大学での学びについてですが、昨年6月、文部科学大臣から国立大学法人の組織及び業務全般の見直しについて通知があり、人文社会科学系の学部・大学院については、社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むことが求められました。これをきっかけに文系の学問の意義を巡って議論がまき起こり、その結果、今日の社会にあって文系の学問、とくに軽視されがちな教養教育の重要性が社会的に再確認されました。

 本学は、経済学部の単科大学ですが、社会的要請の高いとされるグローバル化と地域づくりという二つの分野に関して、それぞれに対応する国際商学科及び公共マネジメント学科を設置しており、経済学科を加えた3学科体制で教育を進めています。また、教育理念として専門科目と基礎・教養科目とのバランスのとれた教育を掲げ、教養豊かな専門的職業人の育成に努めています。
 本学は、昨年度、平成27年度から新カリキュラムを実施しております。この新カリキュラムは、皆さんが現代社会の諸問題に取り組むうえで必要とされる知識と分析手法を段階的に身に着けることができるように組み立てられております。カリキュラムという案内図をたどりながら、学びの山道を楽しみながら登ってください。ある地点まで登りつめると、急に眺望が開けて、社会の在り様がよく見えてくることでしょう。そんな気分を味わってください。

 皆さんは大学に入学して、受験勉強から解放されてホッとされていることでしょう。「光陰矢のごとし」という言葉がありますが、ぼんやりと大学生活を送っていると、あっという間に卒業を迎えることになります。学生生活を充実したものにするためには、「目標、すなわち夢をもって大学生活」を送って欲しいと思います。夢には、勉学だけにとどまらず、様々な夢があり、大きな夢、小さな夢があります。レベルや内容を異にする複数の夢を持って下さい。そして夢の実現に向けて努力してみましょう。ひとつの夢を実現すれば、次の夢が待っています。次々と夢が実現することによって、皆さんの生き方に広さと深さが加わり、自分自身に自信が持てるようになると思います。

 最後に保護者の皆さまにも、一言申し上げておきたいと思います。皆さまのご子弟は、これから新しい環境で生活を送ることになります。親元を離れての一人暮らしの学生も多数おられます。学生の胸中は、希望と不安とが交錯していることでしょう。大学も全力を挙げて教育と学生の支援に当たりますが、保護者におかれましても、ご子弟を放任するのではなく、自立の過程として暖かく見守り、支援しつつ、社会のルールの大切さについても伝えていただければと存じます。

 未来は若者の手にあります。新入生の皆さんが大学で学ぶ喜びを体得し、自らの夢を追いかけ、充実した学生生活を送られることを願いつつ、皆さんの入学を心より歓迎する気持ちを伝えて、お祝いの言葉といたします。

平成28年4月5日
公立大学法人下関市立大学
理事長 荻野 喜弘