ホーム > 大学概要 > 理事長からのメッセージ > 理事長室より

学長からのメッセージ
理事長からのメッセージ
理念と歴史
3つのポリシー
教員研究業績・教員評価・授業評価
教育情報の公表(法定事項)
法人情報
シンボルマークとスローガン
教育活動
国際交流
卒業後の進路
広報
同窓会

理事長室より

下関市立大学創立60周年記念式典理事長挨拶(2016年6月4日)

 下関市立大学は、その前身である下関商業短期大学が創立された1956年4月から数えて、2016年3月末をもってちょうど満60年となりました。
 本日、ここに下関市立大学創立60周年記念式典を開催することができますことは、大学関係者の慶びとするところであります。公立大学法人下関市立大学を代表してご挨拶申し上げます。

 1956年(昭和31年)に下関商業短期大学として産声を上げ、6年後の1962年(昭和37年)に、ここ山の田の地で下関市立大学は設立されました。
 設立当初は、経済学部経済学科、入学定員100名、という小さな大学として発足し、昭和37年入学の第1期生は138名でした。現在は、経済学部の単科大学のままですが、経済学科、国際商学科、公共マネジメント学科の3学科を有し、入学定員450名で、学部学生は2,242名という存在感のある公立大学となっております。
 この間、2000年(平成12年)4月に、大学院経済学研究科修士課程が開学し、2007年(平成19年)4月に、公立大学法人下関市立大学に移行しております。

 大学設立当時の山の田校地は、造成地で小石交じりのグラウンド、体育館や厚生施設もないという劣悪な環境で、3階建ての校舎が1棟だけの大学でした。草創期の学生たちは、学びたいという情熱を支えに、創意工夫と切磋琢磨によって、友情厚く中身の濃い学び舎を築き上げ、本学の礎石を据えられました。初期の同窓生の回顧談を聞くたびに、「新墾(にいはり)の此の丘の上」という旧制高校の寮歌が浮かび、往時に想いを致します。
 その後、施設・設備が整えられていきましたが、1980年代から主要建物の新たな建築が進められました。1983年(昭和58年)A講義棟、90年(平成2年)学術センター、91年(平成3年)B講義棟、92年(平成4年)厚生会館、2000年(平成12年)学友会館、2007年(平成19年)体育館と着々と建物が建築され、2011年(平成23年)10月には本館が完成し、設立時から1970年代までの建物群はすべてなくなっております。このような施設・設備の整備につきましては、下関市及び下関市議会の本学に対するご理解と期待の現われであり、深く感謝申し上げます。

 本年3月時点の本学卒業生・修了生は、商業短期大学本科935名、同専攻科56名、学部18,228名、大学院105名を数えており、社会の各分野で活躍してきております。これらの卒業生・修了生を会員とする下関市立大学同窓会は、全国17支部及び青島特別支部を設け、非常に活発な同窓会活動を展開しており、本学に対して物心両面にわたる支援をいただいております。この場をおかりして厚く御礼申し上げます。本夕には、同窓会による「60周年記念・全国の集いin下関」が開催されることになっております。

 先日、『週刊東洋経済』(2016年5月25日号)が2015-16大学ランキングを発表しました。それによれば、総合ランキングでは、全国の国公私立大学約780校のなかで、本学は92位にランクされています。関連のある大学をあげますと、山口大学88位、大分大学107位、高崎経済大学228位となっています。また、経済・経営・商学系学部の就職率ランキング(30位まで発表)では、20位でした。中四国、九州で30位以内は、1位の安田女子大学現代ビジネス学部と本学のみでした。このように本学は公立大学の経済学部として高い社会的な評価をいただいており、このことは学生、教職員の皆さんの努力の賜物だと思っております。

 また、本学は、外国語教育と学生の国際交流に注力してまいりました。外国語教育では、中国語、朝鮮語を第一外国語として履修することができ、第二外国語での履修も含めて、中国語を学ぶ学生は2人にひとり、朝鮮語は4人に一人となっております。またコミュニケーション能力を高める外国語実習、検定合格などを目的とする外国語演習、さらに外国語副専攻(平成27年度開設)など多様な外国語教育に取り組んでいます。交流協定を締結している外国の大学は、8か国12大学となっており、派遣留学、外国語研修、国際インターンシップなど外国で学び単位を取得する学生は、毎年延べ100名程度となっております。

 地域連携・貢献に関しては、本学は地域社会の知的センターの役割を果たすべく、地域共創センターを設置し、地域課題の調査・研究、公開講座などの開催、「地域インターンシップ」などを行っています。また、「鯨資料室」「ふく資料室」の活動は本学に独自なものであり、特筆に値するものです。下関市との連携では、下関未来大学、下関ユースカレッジを開講しました。
 また、自治体・企業・団体などからの委託研究の受託、審議会等よる政策形成への寄与なども行っております。地域と連携した活動としては、防災活動やボランティア活動などにも積極的に取り組んでいるところです。

 本学の歴史と現状について触れましたが、本学の今日あるのは、下関商業短期大学・下関市立大学・公立大学法人下関市立大学を通じて、本学を担ってきた学生、教職員の皆さん、本学と密接に係わる同窓会及び後援会、また本学の設置・設立・支援に当られた下関市及び下関市議会、さらに暖かく、時には厳しく本学を見守ってきていただいた市民、地域社会、関係諸団体の支えがあったればこそのことであり、御礼申し上げます。
 18歳人口の減少、厳しさを増す大学間競争を始め、大学を取り巻く環境はますます厳しくなっていくことが予測されます。本学は、これらの厳しい環境に打ち克ち、更なる高みを目指して、教育、研究、地域貢献、国際交流に挑戦し、その成果をもって、創立70年、80年、そして100周年を多くの皆さんとともに祝うことができますように、さらに精進することをお誓い申し上げます。最後に、ご臨席の皆様の今後のますますのご活躍、ご多幸を祈念致しますとともに、関係各位のいっそうのご支援・ご鞭撻をお願い申し上げまして、60周年記念式典のご挨拶と致します。

平成28年6月4日       
公立大学法人下関市立大学  
理事長 荻野 喜弘