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理事長室より

「夏だ!休みだ?試験だ!」(2016年7月29日)

 西日本は7月18日に梅雨明けし、いまは夏真っ盛りです。ほとんどの小中高校は7月20日(水)に1学期の終業式があり、翌21日から夏休みに入っています。そして、高校野球を始めとして各種の競技会などが開催されています。ところが、ほとんどの大学では、7月末から8月初めにかけて期末試験が行われます。本学においても8月1日(月)から5日(金)まで春学期の定期試験です。かつては、ほとんどの大学において、9月に入って授業を再開し、その後に前期試験を行うことが通例でした。夏休みを挟んでの授業、期末試験では間延びがするという指摘もあり、エアコンの普及に伴って夏休み前の定期試験が徐々に定着していったといえます。

 私たちの学生時代、今から50年ほど前のことになりますが、7月10日ころから夏休みに入り、学生たちは、各種競技大会、サークル・ゼミの合宿、長期の旅行、山登り、学生村での勉強、お中元関係のアルバイト等々、結構あわただしい夏休みを過ごしていました。コンビニ・スーパーがない時代だったので、盆と正月は食事に困ることもあり、お盆と正月は地方出身者は帰省が多かったようです。夏休みの最後は、定期試験に向けてアタマの試運転を始め、9月に入ると1週間程度の授業があり、いよいよ定期試験です。試験期間は2週間位で、試験時間は1科目120分だったと思います。9月下旬から秋休みで、後期の授業が始まるのは秋風の吹く10月中旬でした。

 今でも、7月末から8月初めは試験期間であるにもかかわらず、各種行事などと重なることがあります。競技大会によってはこの時期にもあるようです。55回を数える全国七大学総合体育大会は、7月下旬に競泳と陸上競技が行われます。就活関係では、大手企業は今年の場合は7月中旬までにはほぼ内定を出したようですが、まだ内定のない学生にとっては就活は継続中です。国家公務員一般職と一部の地方自治体の採用試験はこの時期に二次試験があり、マスコミ、例えば朝日新聞、讀賣新聞、NHKなどでは8月中の採用試験もあります。

 学生諸君にとっては、世間はすっかり夏休みモードで、海だ、山だ、祭だ、花火だ!!という時期に、定期試験の勉強をするのは、気分的にはつらいのかなと同情しますが、気を引き締めて定期試験に臨んで下さい。試験勉強に真剣に取り組むことはもちろんのこと、真夏の試験ですから、体調管理には十分気をつけて頑張ってください。そして不正行為のないことを願っております。