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理事長室より

「馬関祭点描」(2016年10月11日)

 第55回馬関祭(下関市立大学大学祭)が10月8日~10日に開かれました。開会式では、今回の馬関祭テーマ「55!ChanGe!」に因んで、どんなChangeが見られるのか楽しみにしており、とくに地域に開かれた大学祭にしたいとのことであり、地域の人々との交流の輪が広がることを願うとともに、私は「晴れ男」と言われているので、三日間雨が降らないで馬関祭が成功裡に終了することを祈念しています、と挨拶しました。結果は、二日目と三日目は快晴に恵まれましたが、残念ながら初日の午後から土砂降りとなったので、「晴れ男」は返上です。

 雨の来ぬ間のイベントは、お笑いコンビの「三四郎」(小宮浩信・相田周二)のお笑いライブであり、聴衆はメインステージ前の広場を埋め尽くすほどの盛況でした。会場は笑いの渦が時折起こったので、成功といえましょう。お笑いのあとで、三四郎に因んだクイズがあり、正解すると色紙がプレゼントされるというイベントが用意されていました。最後の1枚で指名された小学生の女の子は、小宮君から「お笑いでは誰が好きか」と聞かれ、即座に「小宮君」、「正直に答えていいよ」と言われても「小宮君」で、クイズは当たらなかったけれど、特別賞で色紙をゲットでした。職員に聞くと、あの子は始まる一時間前から来ていたので、本当に小宮フアンだと思うとのことでした。私には三四郎は初見であり、三四郎を知っている職員に名前の由来を尋ねたところ誰も知らないとのこと、帰ってからネットで調べてみると、小宮君が夏目漱石が好きで、漱石の小説「三四郎」からとったとありました。しかしどう見ても小説「三四郎」とお笑いは結びつかないのですが、小説「三四郎」のモデルは漱石門下の小宮豊隆とされており、小宮君は「小宮」つながりで「三四郎」としたのではないか、と考えると腑に落ちました。最近の芸能人のマルチタレントぶりをみると、小宮君は小説を書いて、漱石門下とされる芥川龍之介に因んだ「芥川賞」を受賞するかもしれません。

 さて、三四郎のコンビが東京に向かって上京すると、雨がやってきました。それからは土砂降りのなか、いくつかの会場をのぞいてみましたが、聴衆は少なかったようでした。そのなかで盛会だったのは「日本舞踊さくら会」サークルによる留学生と日本人部員による日本舞踊でした。今回も花柳流師範の花柳英佳和、佳乃潮両先生が日舞の振り付け、着付け等の準備・指導されての披露でした。演目は、さくら、荒城の月、黒田節、祇園小唄、忘れな草、白雲の城、月見草、藤娘、花笠音頭の9曲で総勢25名程度の出演でした。今回は夏休みあけで、あまり稽古の時間がなく、9月からの留学生はわずか2週間の稽古で本番に臨んだわけです。すべての演目で演者の真剣さが伝わってきて、立派な出来映えでした。とくに印象に残ったのは、松村 遥君(4年生)の黒田節、趙 占奇君(2年生・留学生)の白雲の城、1、2、3年生の3人による藤娘、9月からの留学生7名による手拍子に包まれた花笠音頭でした。最後に出演者全員が舞台にあがり、一言添えた自己紹介があり、最後はさくら会部長で藤娘を披露した小野千奈美さんから挨拶がありました。今回が最後の舞台で、満足できる舞いができ、部長としての責任も果たせたのは、花柳先生のご指導と多くの皆さんの支えがあったればこそであり、感謝いたします、本日はありがとうございました、と声を詰まらせながらの挨拶でした。最後の最後に出場者全員の記念撮影があり、私も花柳先生から舞台に押し上げられ、小野部長の横で何台ものカメラに収まりました。

 二日目は、大学祭茶会に出席しました。和服姿のご婦人方の後の茶席で、今回も正客の席に案内され、次席の方は末永さんという茶道の先生でした。今回は「趣味どきっ!」という番組の「裏千家茶道」を視たこともあり、幾分茶席の雰囲気にも馴染んだところもありましたが、所詮は不慣れなことでもあり、正客としての務めは十分ではありませんでした。次席の方を見習いつつ、お菓子とお茶を美味しく頂くことができました。またいつもながらの高木玉子先生の丁重な応接で、和やかで楽しい茶席となりました。亭主役の女子学生をはじめ学生たちの所作、受け答えもしっかりしており、好ましく、今後のいっそうの精進を期待しています。
 なお、本学の元教授の内山先生とは、日本舞踊の会と茶会でお目にかかることができました。内山先生の本学に対する変わらぬご厚誼に感謝いたしております。

 また、今回初めての企画であるハロウィンナイトも見物しました。午後6時から始まる予定でしたが、ずいぶん前からハロウィン仮装をした子供たちが集まっていました。6時頃に、これまたハロウィン仮装をした学生たちがお菓子を入れたバスケットを持って現れ、子供たちの仮装を確認すると、お菓子を配るという趣向でした。子供たちは配られたお菓子を食べて大喜び、なかには学生たちの仮装が怖いといって、怖がったり、泣き出す子の叫びもあちこちから聞こえてました。二人の子供さんを連れた職員に聞くと、ハロウィン関連のグッズは百均でも手に入るとのことでした。おそらくデパートやショッピングモールでも様々なグッズが売り出されているのでしょう。ハロウィンナイトには家族連れの参加も多く、地域の子供たち、住民の方々と学生との交流の場となり、地域との交流という馬関祭が掲げた目的にもかなうイベントでした。

 三日目は、公立大学の会合のため、残念ながら馬関祭には参加できませんでしたが、私にとっては、二日間の馬関祭はあちこちを見て回ったり、参加したりで、楽しい大学祭でした。馬関祭を盛り上げた、大学祭実行委員会の皆さん、参加サークルの皆さん、ご来場の皆さんに私からも御礼申し上げます。そして、これからの馬関祭が第55回のテーマであるChangeに挑戦し続ける大学祭であることを願っています。