ホーム > 大学概要 > 理事長からのメッセージ > 理事長室より

学長からのメッセージ
理事長からのメッセージ
理念と歴史
3つのポリシー
教員研究業績・教員評価・授業評価
教育情報の公表(法定事項)
法人情報
シンボルマークとスローガン
教育活動
国際交流
卒業後の進路
広報
同窓会

理事長室より

「第56回馬関祭の開催」(2017年10月10日)

 第56回下関市立大学馬関祭が10月7日~9日の3日間にわたって開催され、大いに賑わいました。以下は、私からの馬関祭報告です。

 10月7日(土)の11時から開会式が開かれました。出席は、大学側から理事長、学長、学部長、事務局長、学生側は大学祭実行委員会委員長、学友会執行部会長、文化会会長、体育会会長の8人です。挨拶は、理事長、学長、学生4人で、すべての挨拶が終わった後に、大学祭実行委員長による馬関祭の開会が宣言され、ステージ上で開会式の列席者による鏡開きで馬関祭の開幕となりました。

 私の開会式での挨拶は大要次のようなものでした。

  前日はかなりの雨だったので、天候が心配でしたが、前日の夕方にはポツポツ雨となり、ステージ作りの槌音が聞こえてきたのでほっとしました。きっと皆さんの願いが天に届いたことでしょう。
 これから秋本番を迎えますが、秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋などと言われますが、私は「大学祭の秋」も強調したいと思います。全国の多くの大学では秋に大学祭が開かれます。本学の馬関祭はその先駆けともいえます。大きな大学や総合大学では、資金も豊富であり著名なタレントや作家などを招いて派手な大学祭が開かれますが、本学の馬関祭の特徴は手作りのところにあり、地域に開かれていることにあるといえます。
 昨日(10月6日)、ノーベル平和賞がICANという国際NGOに授与されることが発表されました。ICANはinternational campaign to abolish nuclear weapons(核兵器廃絶国際キャンペーン)の頭文字ですが、私には困難なことでもひとりひとりの活動がつながっていけば、大きなことができることを意味しているように思えます。そしてICANといえば、Yes we canというオバマアメリカ大統領の選挙キャンペーンの言葉が浮かびました。そして、オバマ大統領は退任挨拶をYes we didという言葉で締めくくりました。皆さんの馬関祭もICANの精神で、ひとりひとりが持ち場でしっかり活動すれば、Yes we can 馬関祭は成功します。そして、最後にYes we did 我々は成し遂げた、といえるでしょう。皆さん、力を合わせて頑張ってください。

 今年の馬関祭は、地域の皆さんに開かれた学園祭にしたいということで、昨年に引き続きハロウィン ナイトを実施することに加えて、お化け屋敷や縁日ブースなどを新設しました。大学の正門を入ると、巨大なふぐ、「ふわふわふっくん」が目に入ります。これはいろんなイベントなどで設置される、子供が中に入って飛び跳ねる遊具です。縁日ブースには、射的、ゴムボール・ボーリング、スーパーボール釣りが設けられました。私も折角ですので、射的、ボーリング、スーパーボール釣りを試みてみましたが、結果は、射的は10点1回、ボーリング1本、スーパーボール釣りは5個という散々な結果でした。また、お化け屋敷にも入ってみましたが、子供向けだったようで、私はすらすらと通り抜けたので、やや拍子抜けでした。3日間を通じて、縁日ブースは、「ふわふわふっくん」も含めて子供たちで賑わっていました。

 メインステージでは文化会カラオケ大会が行われました。登録済みの10人(うち2人は大学職員)が次々に持ち歌を披露しました。いずれも甲乙つけがたい歌唱でしたが、カラオケ機械による点数に審査委員3名の点数を加えた総合点数で上位3人が表彰されました。表彰には至りませんでしたが、喝采を集めたのは、宇宙戦艦ヤマトの沖田十三艦長に扮して登場の職員H氏による「宇宙戦艦ヤマト」の熱唱でした。歌のあとのインタビューでは、H氏は先日下関市で開催されるはずだったNHKのど自慢の予選出場が決まっていたけれど台風18号の影響で中止となり、たいへん落胆した、気を取り直してこのカラオケ大会への出場を目指して頑張ったので満足です、と感謝の辞を述べて降壇しました。

 お笑いライブは昨年に引き続き、メインステージでの無料ライブでした。出演は「ゆりやんレトリィバァ」と「ミキ」でした。どちらも私は初めて聞く名前でしたが、テレビでも活躍している、よしもと所属のお笑い芸人とのことです。開演のまえからステージ前の広場には、学生や地域の人たちが集まっており、演者が登場するたびに、拍手、手振り、歓声で迎えていました。
 「ゆりやんレトリィバァ」はピン芸人で、音楽に合わせてダンスをしながらギャグを飛ばすという芸風で、例えば、テレビでは〇〇、〇〇、・・・・、「世界の果てまでイッテQ!」に出てるよ、というたびに拍手で盛り上がったのですが、「イッテQ!」には出てないよ、うそでーす、と笑いを取ってました。
 「ミキ」は本名が三木の兄弟コンビです。名前の「こうせい」(兄・ツッコミ)と「あせい」(弟・ボケ)にちなんで、「あーせい、こーせい」「こーせい、あーせい」と自己紹介でした。拍手と歓声が続くと、「こうせい」が「うるさい、だまれ」と叫び、「あせい」がとりなす、というようなショートコントを続けて会場を沸かせました。どちらも大変なうけで、たいへんな盛り上がりでした。たくさんの地域の人たちも満足されたことでしょう。

 それから、「響け市大ブラス2017」と「合気道演武」も見て回りました。「響け市大ブラス2017」では、第1部の「マーチ・シャイニングロード」と「たなばた」に耳を傾けました。日頃の練習の成果をうかがわせる見事な演奏で、十分に楽しむことができました。
 また、合気道の演武会場をのぞいてみると、大勢の演技者がいるので、市大生は何人いるの、と尋ねると、なんと「7人です」という返事。他大学の学生や市内の道場で稽古している人たちも参加しているとのことでした。市大生も含めて大学生の演武をみました。「取り」と「受け」による組手の演武でした。礼に始まり、礼に終わるという武道の美しさを味わうことができました。

 9日夜8時半頃、馬関祭の最後を飾る花火が夜空に打ち上げられました。無事に大学祭が終了したことで、大学祭実行委員会をはじめ馬関祭に参加・関係された皆さんは、感無量の思いで夜空を彩る花火を見上げたことでしょう。

 

 なお、馬関祭のパンフレットに理事長として寄せた挨拶は次のとおりです。


               馬関祭によせて
公立大学法人 下関市立大学  
理事長 荻野 喜弘

 今年も馬関祭が開かれる。第56回を迎えるという。本学の創立は1962年4月であり、今年は56年目である。ということは、本学の大学祭は開学初年度から今日まで休むことなく続けられてきたことになる。たいしたことである。
 今年のテーマは「Action!~シダイイシン~」とのこと。このようなローマ字表記が入るようになったのは、1980年代中頃からのようだ。記録によれば、第22回(1983年)のテーマは「自由と創造の世界へ」であり、第23回は「I Love 下関―game is climax―」だった。これ以前にローマ字表記があったか否かは不明であるが、「自由と創造」から「Love & game」へとは、やはり時代の変化を感じる。
 今年のテーマの主旨は、大学祭実行委員会によれば、「自分たちが多くの行動を起こすことで、市大の学祭に「イシン(維新)」を起こしたいという思いを込めています」とのこと。明治維新はいつかを巡っては、これまで様々な議論が積み重ねられてきた。政府、山口県、鹿児島市などは、来年(2018年)が明治改元(明治元年(1868年))から満150年の年に当たるとして、「明治150年」記念事業に取り組んでいる。我が学祭実行委員会は、2017年に「学祭維新」の行動を起こすと宣言したのである。
 学祭実行委員会は、「昨年の大学祭で作った新たな土台を元に、さらに行動を起こす」としている。昨年の「ハロウィンナイト」は、地域の子どもたちと家族と学生との触れ合い場としては新しい試みであり、大成功だった。また「三四郎」のお笑いライブをメインステージで無料公開したことは、多くの聴衆がお笑いとクイズを楽しむことができ、好評だった。今年はもっと行動を起こすということなので、目玉だという「お化け屋敷」をはじめとして、地域との交流や楽しい企画が目白押しとなることを期待している。各サークルとしても日ごろのサークル活動の成果を学外に公開する絶好のチャンスなのだから、十分な準備で臨むことを願っている。また、模擬店もホスピタリティの精神で取り組んでほしい。そして、馬関祭が多くの市民、学生、高校生などの皆さんとの交歓の場となり、楽しく、かつ有意義な大学祭として成功することを願っている。また、今年の馬関祭が、どんな新しい試み=維新を起こしてくれるのかを楽しみにしている。
 最後に、大学祭実行委員会並びに馬関祭関係者の馬関祭成功に向けた努力に敬意を表して、挨拶としたい。