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第3回鯨資料室シンポジウム 「日本とくじら」を開催しました

 平成23年2月5日(土)13時30分より、下関市立大学B講義棟223番教室において、第3回鯨資料室シンポジウム「日本とくじら」を開催しました。

 今回で3回目となる鯨資料室シンポジウムでは、「日本とくじら」と題し、近世・近代初期の捕鯨を中心に、基調講演及びパネルディスカッションを行い、約70名の方々が参加しました。

 第1部は、福岡市博物館から鳥巣京一氏を招き、「近世・近代初期の西海捕鯨と下関」と題した基調講演を行いました。太古の進化から生体、世界や日本での関わりなど鯨に関する基本的な歴史に始まり、日本の鯨文化や西海捕鯨、そして、下関の流通基地から捕鯨基地への経緯まで、鯨にまつわる広く深い内容でした。

 第2部のパネルディスカッションでは、幕末に欧米の捕鯨船団が日本海に進出し、日本の捕鯨が近代化を迫られた状況を、日本鯨類研究所の大隅清治顧問を中心に多面的に議論しました。その中で、森田勝昭教授からは、アメリカの捕鯨船の航海日誌に基づき、米国東海岸から東周りに遠路日本に来て箱館を基地とする捕鯨活動の実態が紹介されました。そして、近代に入り、古代捕鯨で遅れをとっていた下関がいち早くノルウェー指揮捕鯨法を導入し、近代捕鯨基地として栄えた経緯を説明しました。また、岸本充弘氏からは、本学の鯨資料室の充実に向けて、要望と期待が寄せられました。質疑応答では、会場に訪れた市民からも様々な意見が寄せられ、活発な議論が行われました。

第3回鯨資料室シンポジウム
「日本とくじら」
内 容  第1部 基調講演
      「近世・近代初期の西海捕鯨と下関」
      講演者/鳥巣京一氏(福岡市博物館 学芸員)

     第2部 パネルディスカッション
      「生態学・比較文化史から西海捕鯨へのアプローチと下関近代捕鯨へ」
      パネリスト/大隅清治氏(財団法人日本鯨類研究所 顧問)
            森田勝昭氏(甲南女子大学文学部 教授)
            岸本充弘氏(下関市立大学委嘱研究員)
            鳥巣京一氏(福岡市博物館 学芸員)

鳥巣京一氏 基調講演
鳥巣京一氏(福岡市博物館学芸員) 写真を交えて講演していただきました。
パネルディスカッション 会場
パネルディスカッション 多くの市民の皆さまにお越しいただきました。

[掲載日:2011.2.8]

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