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第4回鯨資料室シンポジウム 「長州捕鯨の課題と展望」を開催しました

 

 平成24年2月10日(金)に下関市立大学本館T棟2階T−206教室において、「第4回鯨資料室シンポジウム」を開催いたしました。今回のシンポジウムでは、下関における鯨産業の原点を探る目的で、「長州捕鯨の課題と展望」と題し、3名の先生方による講演を行い、約70名の方々が参加しました。  

 前半は、長門市くじら資料館の早川義勝館長をお招きし、「鯨捕り法と鯨唄」と題しご講演いただきました。講演の最後では、長門市通地区に古くから伝わる鯨唄より「祝い目出度」「朝のめざめ」をご披露頂きました。早川館長の体から響き渡る歌声に会場内からは大きな拍手が湧き上がりました。

 後半は、本学附属地域共創センター委嘱研究員でもある、九州大学人文科学府博士課程に所属する古賀康士氏にご講演いただきました。「西海捕鯨業における地域と金融」と題し、現在取り組まれている研究と長州捕鯨研究への展望についての講演を行いました。

 また、前半後半共に、福岡市博物館の鳥巣京一学芸員に補足解説をいただき、より理解を深めました。また、いつ頃から下関が鯨の街と意識されるようになったのかを解明することが重要課題であるとのご指摘を受けました。

 今後も、シンポジウムやパネル展などを通じて、本学資料室が取り組んでいる研究や資料収集の成果・結果等を市民の皆様に対して公表していきたいと思っています。

第4回鯨資料室シンポジウム
「長州捕鯨の課題と展望」
内 容  「鯨捕り法と鯨唄」
        講演者/早川義勝氏(長門市くじら資料館 館長)

       「長州捕鯨について」
        講演者/鳥巣京一氏(福岡市博物館 学芸員)

       「西海捕鯨業における地域と金融」
        講演者/古賀康士氏(下関市立大学委嘱研究員)

       「長州捕鯨の課題と展望を総括して」
        講演者/鳥巣京一氏(福岡市博物館 学芸員)

早川義勝氏 古賀康士氏
早川義勝氏(長門市くじら資料館館長) 古賀康士氏(下関市立大学委嘱研究員)
鳥巣京一氏 会場内の様子
鳥巣京一氏(福岡市博物館学芸員) 多くの市民の皆さまにお越しいただきました。

[掲載日:2012.2.17]

【お問い合わせ先】
公立大学法人下関市立大学
事務局経営企画グループ地域共創班
TEL. 083-254-8613 / FAX. 083-253-1622

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