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鯨資料室の設置には


下関市は近代捕鯨発祥地として、また、戦前・戦後を通じ、かつての南氷洋捕鯨基地として国内有数の地位を築いてきました。水産都市下関の発展に大きな貢献を果たしてきたのが鯨であったといっても過言ではありません。
しかしながら、産業資料を中心とした鯨関連の資料は、きちんとした整理がなされないまま散逸し、商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)とともに各捕鯨会社が資料を廃棄するに至りました。

本市においては、在関する捕鯨OBも高齢化し、水産都市・下関の発展の礎を知る資料を収集するには最後の機会であるとの認識に立ち、このたび全国の大学に先駆け、本学に鯨資料室を設置しました。

 

 

 

 

 

鯨資料室はめざします

本学の鯨資料室は、過去の散逸した鯨関連資料を収集・展示することで産業を中心とした鯨文化を、下関市内外はもちろん世界へ向けても発信し、教育普及を行うことを第一の目的とします。
また、現在の捕鯨を巡る最新の情勢、調査捕鯨により発見された鯨の生態的な新知見、並びに鯨をとりまくさまざまな分野を幅広く網羅し、収集した資料をデータベース化することを第二の目的とします。

将来的には国内外の研究者、研究機関等とネットワークを構築し、本学鯨資料室が我が国における鯨文化の研究と啓発に貢献しうる情報受発信の拠点となることをめざします。

鯨資料室・収蔵品は

本学の鯨資料室にはジャンルを問わす、鯨に関する書籍、論文、雑誌等約400点、鯨に関する写真、パネル、民・工芸品、模型等約200点を収蔵し、その一部を鯨資料室及び学術センター1階のロビーに展示しています。今後鯨資料室ではみなさんの協力も得ながら毎年継続的に、書籍・文献等を中心に、様々な鯨資料を収集してまいります。


第二図南丸は1951(昭和26)年5月タンカー松島丸として日立造船桜島工場で建造され、戦後の日本水産(株)初めての大型運航船として就航。捕鯨船団強化に伴い1956(昭和31)年日立造船因島工場で捕鯨母船(捕鯨工船兼油槽船)に改造し「第二図南丸」と改名、僚船図南丸(旧第三図南丸)とともにわが国の商業捕鯨全盛期に活躍しました。


イワシ鯨は体長13~16m、体重15~25t。世界中の海洋に生息し、イワシを大量に飲み込む生態的特徴からこの名が付けられました。この頭骨は、旧下関水族館から新水族館(海響館)に引き継がれたイワシ鯨の骨格標本の一部です。

鯨資料室だより


鯨資料室関連リンク


(下関市産業経済部水産課)