ホーム > 地域共創センター > 地域調査研究部門 > 地域づくり

地域づくり

長門市宇津賀地区で市大生が自分たちで実践したい地域づくり活動事業の提案

 本学の演習授業である教養演習B(「地域づくり」ゼミ、水谷担当、受講学生26名)では、長門市の受託研究における長門市宇津賀地区の地域づくり支援事業と関連して、これまでフィールドワークを行いながら地域の「あるもの探し」・地域資源の再発見や地域づくりに関する提案作業などを行ってきました。
 12月9日が演習の最終回でした。前半は、前回の授業に引き続き、これまでのフィールドワークや調査・研究のまとめとして各自が作成したA4用紙1枚のレポートを報告してもらいました。そこでは、(1)長門市宇津賀地区の地域づくりに関する分析・考察(地域資源・「あるもの」や課題など)、(2)地区の地域づくりに関する提案・アイデア、(3)教養演習Bを終えての感想、が含まれていました。宇津賀地区については、実際に行くまでは、あまり魅力がないように感じていた学生がけっこういましたが、実際に何度か地域を訪れて、地域の方たちと一緒にまち歩き・「地元学散歩」をすることを通して認識が変わったという意見がありました。宇津賀地区の「あるもの」の多さや豊かさに驚き感動して、都市とは違った「ものさし」・お金に換算できない「豊かさ」に気づかされた学生がたくさんいたことは、演習授業としては大成功であったと喜んでいます。
 9日の授業の後半では、最後のまとめとして、5つの班に分かれてワークショップを行いながらアイデアを出し合って議論して、今回参加した学生たちが自分たちで実践したい宇津賀地区における具体的な地域づくり活動事業を「絵地図」におとしてまとめました。SNS(ツイッター等)の活用による地区の情報発信や、ゆるキャラを自分たちで作成してPRに使うこと、1日観光ツアーを企画することなど様々なフレッシュなアイデアが出てきました。
 この演習を通して、教室での学びと現場でのフィールドワークによる学びが融合することで、社会や地域をみる学生の視点が広がり、多様なものの見方ができるようになりうることを改めて実感しました。地域の方たちの協力と支援、暖かい心遣いのおかげです。ありがとうございました。

演習におけるワークショップの様子
各班の報告を真剣に聞く学生たち
自分たちで実践したい地域づくり活動事業の発表
自分たちで実践したい地域づくり活動事業案の1つ