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理事長室より

第56回 下関市立大学 卒業証書・学位記授与式 祝辞(2021年3月25日)

 下関市立大学第56回卒業証書・学位記授与式にあたり公立大学法人を代表しお祝い申し上げます。
 はじめに卒業生、修了生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。
 今、入学の際に本学の正門を初めてくぐった時のことを思い出されている方も多いと思いますが、皆さんの在学中、物心両面にわたり学生生活を支えてくださった保護者をはじめ、関係者の皆様方に重ねてお祝い申し上げます。
 卒業生、修了生の皆さんは、これまで本学において、勉学にそしてサークル活動や社会奉仕活動にも励まれてまいりましたが、昨年の初頭は、わが国でも初の新型コロナウイルス感染者が確認され、その後の見えないウイルスとの未知の闘いに、学生生活の在り様の激変を余儀なくされたことと思います。
 早晩感染防止のため対面授業ができなくなり、課外活動をはじめ社会活動も制約自粛せざるを得ないという、開学以来、初めての状況にありました。
しかし、皆さんは、持ち前のレジリエンス力を発揮して、見事にその苦難を乗り越え、今日の栄えある日を迎えられたことに改めて敬意を表します。

 特に、本年の卒業証書・学位記授与の式典は二年ぶりとなり、再び若く英知みなぎる諸君の晴れ姿を目の当たりにすることができたことを、二重の喜びとするものであります。

 皆さんは、今日を境に激動する社会の一員となりますが、その社会は今、国際的には米中の経済貿易摩擦や、地球温暖化の防止、格差社会の是正などの多くの問題を抱え、また、国内においても、急速な少子・高齢化とともに進行している人口減少により、社会や経済を支えてきたこれまでのシステムの再構築を余儀なく迫られており、いわば先の見通しにくい情勢にあります。

 皆さんの一人一人の進路は違っても、こうした課題の解消に向けた日本の令和時代を切り開き、そして世界の新しい時代を開拓する若人であります。
これからも予測困難な社会と向き合うこととなりますが、その社会を生き抜くために、三つのことを申し上げたいと思います。

 1つは、人生100年時代を迎えての生き方に、多様性をもった対応や判断を取り入れて欲しい思います。Society5.0、第4次産業、AIやDXの言葉が躍る社会にあって、これらを活用した豊かな発想が、人類の平和にも貢献し、必ずや立身に繋がると信じています。

 2つ目は、長い人生、「チャレンジする心」を持ち続けて欲しいと思います。たとえ小さなことでも、チャレンジすることでやがてチャンスが広がり、きっと自分らしい希望に満ちた道を切り開くことができると思うからであります。

 3つ目は、チャレンジには失敗はつきものです。失敗した時は、それとうまく付き合い、そして乗り越えて欲しいと思います。失敗そのものは、つらく苦しいものですが、そのときは気づかなくても、乗り越えた暁には、その後の人生に何倍もの有益をもたらし、自分の成長の大きな糧にもなります。

 いずれも、申し上げるまでもなく、皆さんは学生生活を通じて、すでにその気概の種が宿り、困難を乗り越える力が培われていると思います。
 改めて、新しい時代を開く若人として、自信をもって大きく羽ばたいてください。
 皆さんの今後の活躍を期待し、充実した人生を送られることを心から願いお祝いの言葉といたします。

2021年3月25日          
公立大学法人下関市立大学   
理事長 山村 重彰