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理事長室より

第57回 下関市立大学 卒業証書・学位記授与式 祝辞(2022年3月25日)

 下関市立大学第57回卒業証書・学位記授与式にあたり公立大学法人を代表してお祝い申し上げます。
 はじめに、卒業生並びに修了生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。
 また、卒業・修了生の皆さんの在学中、多方面にわたり支えていただいた保護者をはじめ関係者の皆様に重ねてお祝いを申し上げます。
 今日の日を迎え、皆さんの胸中には、入学時に希望に胸膨らませ正門をくぐった時の思い出が、つい先日のことのように蘇っていることでしょう。
 その正門右手に、2017年2月に、卒業第1期生(1966年卒業)有志によって、「陽光」という品種の桜が植樹されていますが、植樹以来、毎年立派な花を咲かせ、隣接の7本の桜の大木とともに、皆さんの成長を見守ってきました。是非とも一度見上げていただけたらと思います。

 さて、皆さんは、2年前の新型コロナウイルスの出現により、計画していた学園生活の大半が、遠隔講義が主体の学修となったことや、サークル活動をはじめ多くの交流制限に、虚無感にかられたのではないかと思います。これまで学友をはじめ教職員等との対面交流が、ごく普通のことであっただけに、感染防止対策の措置とはいえ大変残念でありました。 しかし、この制限を受け止め、数々の困難を克服し、今日の栄えある日を迎えられたことに、本当によく頑張られたと改めて敬意を表します。

 今、人生100年時代を迎え、この未曽有の体験で身に付けたことは、必ずやこれからの長い人生の糧のひとつになると確信しています。
 とりわけ、これからの皆さんが進む社会は、コロナ禍にあって、非接触型の生活様式やビジネススタイルが急速に進展する中で、AIやDXなどのイノベーションや、Society5.0の到来が加速され、これまで以上に多様性を持った判断や対応が求められます。これらのことをチャンスととらえ、是非とも自分に合ったそれぞれの道を積極果敢に切り開いてほしいと願っています。
 勿論このチャレンジには「挫折と試練」はつきものですが、それを乗り越え新しい時代を拓く人材になることを期待しています。

 結びに、皆さんはこれからの新しい時代を切り開く若人です。思いっきり大きく羽ばたいてください。改めて皆さんの今後の活躍を期待し、充実した人生を送られることを祈念し、お祝いの言葉とします。

令和4年3月25日            
公立大学法人下関市立大学   
理事長 山村 重彰