logo 

下関市立大学ふく資料室「フグシンポジウム」を開催しました

岩成和子氏
岩成和子氏による講演

 12月5日(土)、本学において「下関市立大学ふく資料室フグシンポジウム」を開催致しました。

 このシンポジウムは、フグチェーン店の躍進により、養殖フグの市場流通が広まっている現状とフグ市場の大衆化が及ぼす影響について、参加者同士で情報交換を行い、知識を深めることを目的に開催されました。

 講演では、東京一番フーズ執行役員の岩成和子氏より今日のフグチェーン店の躍進について、その実態と戦略についての詳しい解説や、山口県内では把握しづらい大阪・東京といった大都市圏のフグ市場の状況についてもご紹介頂きました。

 続いて行われたパネルディスカッションでは、フグ市場の大衆化の功罪や市場・流通に及ぼす影響、さらにフグ業界にとって「健全な産業発展に向けて今後の課題は何か」、について議論を行いました。

 パネリストは、岩成氏、板谷國博氏(全国海水養魚協会フグ部会副会長)、山本尚俊氏(長崎大学)に加え、本学からは濱田英嗣教授、佐藤隆准教授、森邦恵准教授が参加し、大衆化、ブランド化のバランスを取りながらの業界発展に向け、別業種の例も交え、大変内容の濃い議論となりました。

 会場には、関係者・学生だけでなく、市内外から約110名の方が訪れ、フグに対する関心の高さを示しました。ふく資料室では、今後このようなシンポジウムや研究会を定期的に開催したいと考えております。

会場 パネリスト
約110名の参加者があった パネルディスカッション
(左より濱田、森、佐藤、岩成氏、板谷氏、山本氏)

[掲載日:2009.12.9]

【お問い合わせ先】
公立大学法人下関市立大学
事務局経営企画グループ地域共創班
TEL. 083-254-8613 / FAX. 083-253-5091

Copyright(C) Shimonoseki City University. All rights reserved.