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#教育 #研究 #社会貢献JMIR Formative Research(IF=2.1)に窪田和巳教授(研究機構)の共著論文が掲載―小児がん情報を「ブラックボックス」から「学習システム」へ転換するデジタルガバナンスを提案―
本学 研究機構の窪田和巳 教授が、大阪大学との共同研究を国際学術誌 JMIR Formative Research(Impact Factor=2.1)に発表し、正式に公開されました。
本論文は、日本の小児がん医療に関する情報が、医療機関・登録制度・長期フォローアップ(LTFU)等の間で十分に連携されにくいという課題意識を踏まえ、小児がん情報のデジタルガバナンスを「不透明なブラックボックス」から、継続的に改善が回る「学習システム(Learning System)」へと転換するための考え方と実装の方向性を論じています。
具体的には、電子カルテ等の院内システムや共同研究グループのデータ、全国がん登録・院内がん登録、サバイバーシップ支援を、国際標準(HL7 FHIR)を活用して接続する設計を提案しました。あわせて、標準化・同意(プライバシー)・データ利活用・監査・説明責任を一体で推進する「Pediatric Data Steward(小児データ・スチュワード)」機能の重要性を示し、患者・家族に治療歴等を還元しつつ医療機関間の継続ケアを支える「Digital Survivorship Passport(デジタル・サバイバーシップ・パスポート)」の構想を提示しています。
窪田教授コメント
「小児がんの情報基盤を“ブラックボックス”のままにせず、現場での負担を増やさずに、治療から長期フォローアップまでがつながる“学習システム”へ転換していくことが重要です。本論文が、標準化とガバナンス、そして実装に向けた議論の一助になれば幸いです。」
論文情
掲載誌:JMIR Formative Research
論文名:From “Black Box” to “Learning System”: A Formative Viewpoint on Digital Governance for Childhood Cancer Information in Japan
著者:Kazumi Kubota, Ryuta Urakawa(共筆頭)
公開URL:https://formative.jmir.org/2026/1/e86775
DOI:https://doi.org/10.2196/86775

