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#教育 #研究本学教員の研究が国が発表した政策資料に複数回引用されました。-こども家庭庁の青少年インターネット環境に関する政策資料-
本学の中澤宏規講師、太田麻美子准教授による研究論文が、こども家庭庁が公表した「青少年の被害・非行防止に向けた環境整備に関する調査研究 調査結果報告書(令和7年度)」において引用されました。本報告書は、青少年のインターネット利用実態や課題を整理した国の調査資料であり、当該論文はその中で計6回引用されるなど複数箇所で参照されています。
【背景】
近年、青少年を取り巻く社会環境の変化に伴い、犯罪被害や非行に関するリスクへの対応が重要な課題となっています。特に、スマートフォン等の普及により、インターネットを介した被害や新たな形態のリスクが顕在化しており、従来の対策では十分に対応しきれない状況が指摘されています。こうした状況を踏まえ、こども家庭庁では、青少年の被害・非行防止に向けた環境整備のあり方について検討を行い、その一環として本資料を取りまとめています。
【研究の位置づけ】
今回引用された研究論文は、こどもを取り巻くオンライン環境、とりわけグルーミング等のリスクに関するオンライン記事を対象に、テキストマイニング手法を用いて、その言説の特徴や論点の構造を分析し、日本社会におけるリスク認識とその課題を明らかにしたものです。こうした分析は、個別事象の把握にとどまらず、社会における問題の捉えられ方を整理するものであり、関連資料において複数回引用されるなど、当該分野における基礎的知見の一つとして参照されています。
【主な成果・評価】
- 児童性的グルーミングに関する新聞報道を対象に分析を行い、当該問題に関する論点構造と報道の特徴を明らかにした
- 加害手法、法制度、予防等に関する言及の傾向をテキストマイニングにより整理し、社会における問題の捉えられ方の特徴を示した
- 国内における関連研究の蓄積が限られる中で、当該分野に関する基礎的知見を提示した
- こども家庭庁の関連資料において計6回引用され、複数箇所で参照された
【コメント】
中澤講師「被害の拡大が懸念されるなかで、本研究が政策資料に引用されたことは、性的グルーミングが社会的課題として認識されつつあることを示唆すると考えています。また、本研究は、当該課題に関する理解の深化や今後の検討に寄与するものと考えています。」
太田准教授「本研究が国の政策資料において複数回引用されたことは、学術的知見が社会的課題の解決に直接接続し得ることを示すものと考えています。」
【論文情報】
- タイトル:児童性的グルーミング報道に見る日本社会の言説構造―オンライン記事のテキストマイニングによる傾向と課題の分析―
- 掲載誌:Journal of Inclusive Education, Vol.14
- DOI:10.20744/incleedu.14.0_38


▲こども家庭庁が公表した「青少年の被害・非行防止に向けた環境整備に関する調査研究 調査結果報告書(令和7年度)」



