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下関市立大学
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#研究国際医療情報学会(IMIA)後援の国際会議論文集に掲載 ― 生成AIに関する全国調査の成果
下関市立大学データサイエンス学部の窪田和巳教授が筆頭著者を務めた研究成果が、査読付き論文集『Studies in Health Technology and Informatics』(Stud Health Technol Inform)に掲載されました。本シリーズは国際医療情報学会(IMIA)が後援する世界的権威の国際会議の成果をまとめたもので、医療情報学分野において国際的に高く評価されています(同誌インパクトファクター:0.69)。
掲載論文は以下のURLからご覧いただけます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40776380
本研究は、全国1,000名を対象に、ポストコロナ期における医療サービスへの満足度と生成AIに対する国民的認知・期待を分析したものです。調査の結果、生成AIの認知は58.6%にとどまる一方で、約3割が医療の質やサービス改善への期待を示しました。また、AI導入に際して信頼する主体としては「医療機関」(25.9%)が最多で、次いで「政府機関」(16.3%)が挙げられました。
本成果は、安全かつ公平性の高い医療AIの社会実装に向けて、「市民への教育啓発」「政策の透明性」「倫理的ガバナンス整備」の重要性を示すものであり、今後の政策形成や技術開発に向けた重要な知見となります。
【お問合せ先】
公立大学法人下関市立大学
経営企画部広報ブランド戦略課
TEL. 083-253-8967