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看護学部

看護学科

5年先、10年先を見据えて、人々を支える看護実践力を身につける

変化が著しく将来を予測できない時代だからこそ、人々の健康課題の発見・改善に向けて行動できる看護人材が必要です。下関市立大学は、医療機関や療養施設に限らず人が生活する場において、下関・関門地域に暮らす人々がその人らしく生活し、健康で幸せに生きることを支える看護専門職者を養成します。

想定される進路

● 医療機関
● 行政機関(保健所・保健センターなど)
● 健康管理室を有する企業
● 養護教諭(小学校・中学校・高等学校など)
● 進学(助産師養成機関・大学院など)

取得可能な免許・資格

受験資格取得

● 看護師国家試験受験資格
● 保健師国家試験受験資格 (別途保健師コース履修による)

免許・資格取得

● 養護教諭一種免許状※(別途教職課程履修による)
● 養護教諭二種免許状 (保健師免許状取得後申請)
● 第一種衛生管理者免許状 (保健師免許状取得後申請)

  • 教職課程認定申請中。ただし、⽂部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。

卒業認定・学位授与の方針ディプロマポリシー

A.
知識・理解
  • DP1_多様な人々とその生活や社会・文化を理解するための幅広い教養を身につけている。
  • DP2_看護の対象(個人・家族・集団・地域社会)を多角的な視点から理解し、適切な看護を実践するための基礎的知識を修得している。
B.
汎用性技能
  • DP3_看護の対象(個人・家族・集団・地域社会)に対して科学的根拠に基づき良質な看護が実践できる。
  • DP4_保健医療福祉の場における看護専門職の役割を理解し、多職種と連携・協働できる。
C.
態度・志向性
  • DP5_人々の生命・尊厳・権利を尊重し、看護専門職者としての倫理観・使命感に基づき行動できる。
  • DP6_自らの看護実践力を高めていく自己研鑽力を有している。
D.
統合的学習経験と創造的思考
  • DP7_情報通信技術を正しく活用し、看護を探究できる。
  • DP8_地域の視点とグローバルな視点から看護を創造的に思考できる。

教育課程の編成・実施方針カリキュラムポリシー

1.
幅広い教養を身につけ、多様な人々とその生活や社会・文化を理解できる基盤を培うために、基盤教育科目と教養教育科目を配置します。基盤教育科目は『外国語』、教養教育科目は『リベラルアーツ』(人文科学/社会科学/自然科学/生命・健康科学/人権・共生)、『下関学』の科目群を配置し、全分野から幅広く履修することで看護の対象者の多様な価値観を豊かな心と柔軟な心で捉え、多様性を受け入れることができる人間力を培います。
2.
看護の対象(個人・家族・集団・地域社会)を多角的な視点から理解し、科学的根拠に基づいた良質な看護を実践する基盤を培うために、専門基礎教育科目は「人体の構造と機能Ⅰ・Ⅱ」「臨床病態学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」「薬理学」「栄養と代謝」や社会保障制度に関連した科目などを系統的に配置します。
3.
専門的知識と科学的思考に基づき看護を主体的に実践するために専門教育科目の講義・演習・実習科目を系統的に配置します。専門教育科目は『基盤看護』『臨床看護』『子どもと家族の看護』『地域看護』『看護の統合』の5つの科目群で編成します。健康、不健康を問わずその人らしい健康な生活を支える看護としてヘルスケアを学ぶ科目「ライフステージとヘルスケア概論Ⅰ・Ⅱ」「小児ヘルスケア方法論Ⅰ・Ⅱ」「成人ヘルスケア方法論Ⅰ・Ⅱ」などを配置します。地域の視点とグローバルな視点から健康課題を考えられるように「国際保健看護学」を配置します。
4.
臨地実習では、地域に密着した公立大学の特性を活かし、「暮らしと地域を知る実習」をはじめ、下関及び周辺地域で臨地実習を行うことにより、地域住民の健康を考える力の基盤を培います。また、多様な保健医療福祉の場において、看護の専門性を理解し、多職種と連携・協働する力を身につけるために、3年次の臨地実習の最後に「多職種連携実習」を配置します。さらに、4年次の「看護の統合実習」では、自ら実習課題を設定し、実践することで看護専門職者としての倫理観・使命感、看護実践力を高めていく自己研鑽力を養います。
5.
保健医療福祉分野における情報通信技術(ICT)を正しく活用できる基礎的な知識・技術を身につけるために、基盤教育科目『情報・数理』の科目群に「コンピュータ科学」「コンピュータ活用Ⅰ・Ⅱ」「情報リテラシー」「プログラミング」を選択必修科目として配置し、専門基礎教育科目に「看護情報学」を配置します。これらの知識・技術を活用し、「看護研究入門」「看護研究演習」「看護の統合実習」で、看護を探究し創造的に思考する力を養います。さらに、ICT 活用の拡大に伴い重要となる看護を探究するために、専門教育科目に「情報通信技術と看護」を配置します。
6.
講義・演習では、授業形態に応じてICT の活用、アクティブラーニングをはじめとした多様な学習方法を取り入れます。学修成果の評価は、ディプロマ・ポリシーに基づき、科目ごとに定めた成績評価基準により厳格に評価を行います。ポートフォリオの導入により学修を可視化し、学生が自己評価できるようにします。

教育カリキュラム

  1年 2年 3年 4年



  ヘルスプロモーション*
ケアリング* 
看護学概論
コミュニケーション論 *
ナーシングキャリアデザイン*
生活援助技術
ヘルスアセスメント
診療援助技術
看護過程
看護管理と医療安全
看護倫理
ライフステージとヘルスケア概論Ⅰ
ライフステージとヘルスケア概論Ⅱ
成人ヘルスケア方法論Ⅰ
老年ヘルスケア方法論Ⅰ
老年ヘルスケア方法論Ⅱ
小児ヘルスケア方法論Ⅰ
ウイメンズヘルスケア方法論Ⅰ
精神ヘルスケア概論
精神ヘルスケア方法論Ⅰ
地域・在宅ヘルスケア概論
地域・在宅ヘルスケア方法論Ⅰ
公衆衛生看護学概論
健康行動科学入門*
健康行動科学方法論*
公衆衛生看護活動論Ⅰ*
成人ヘルスケア方法論Ⅱ
看護研究入門
小児ヘルスケア方法論Ⅱ
ウイメンズヘルスケア方法論Ⅱ
精神ヘルスケア方法論Ⅱ
地域・在宅ヘルスケア方法論Ⅱ
総合看護技術演習
公衆衛生看護活動論Ⅱ
公衆衛生看護活動論Ⅲ
学校保健*
養護概説*
健康相談活動*

がん看護
災害看護
家族看護学
リハビリテーション看護*
エンドオブライフケア*
救急看護*
感染看護*
看護理論*
看護研究演習
国際保健看護学
健康政策論*
情報通信技術と看護



暮らしと地域を知る実習 基礎看護学実習Ⅰ
基礎看護学実習Ⅱ
成人ヘルスケア実習Ⅰ
成人ヘルスケア実習Ⅱ
老年ヘルスケア実習Ⅰ
老年ヘルスケア実習Ⅱ
小児ヘルスケア実習
ウイメンズヘルスケア実習
精神ヘルスケア実習
多職種連携実習
看護の統合実習
地域・在宅ヘルスケア実習
公衆衛生看護学実習*





人体の構造と機能Ⅰ
人体の構造と機能Ⅱ
臨床病態学Ⅰ
臨床病態学Ⅱ
スタートアップゼミ
薬理学
栄養と代謝
公衆衛生学
看護情報学
臨床病態学Ⅲ
臨床病態学Ⅳ
保健医療福祉行政論
多職種連携論
疫学・保健統計*  



人文科学
社会科学
自然科学
生命・健康科学
人権・共生
キャリア教育
外国研修
下関学
     



外国語
情報・数理
初年次教育
     

*選択科目
※カリキュラムは変更することがあります。
※教養教育、基盤教育は科目区分を表示しています。

看護学教育課程の概要

本学看護学部の特色ある科目 多職種連携実習

学生は保健医療チームの一員として患者・利用者を中心にした、地域包括ケアシステムの中で関連職種連携の実際を学びます。実習の場(病棟や施設)の枠を超えて、人々の保健医療福祉に関連する様々な職種の専門性を知り、連携について探索します。

身につける力

看護学部 新校舎

看護学部新校舎には講義室だけではなく、看護学実習室やスキルスラボなどを設置し、多数の高機能シミュレーターを使用したシミュレーション教育を導入し、模擬患者として下関地域の住⺠の参加によるリアリティのある看護技術教育を行います。また、学生のグループワークなど主体的な学びを促進させるため、ゼミ室や演習室を多く設置しています。