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下関市立大学
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#国際交流~青年たちの夢を運ぶ「現代のシルクロード」~ 未来への懸け橋となるキルギス・日本学術研究センターが船出しました
ーキルギス・日本学術研究センターの開所式ー
2025年9月2日、キルギス共和国の首都ビシュケクにあるキルギス国立農業大学において、同大学と下関市立大学が共同で設立した「キルギス・日本学術研究センター」の開所式が盛大に行われた。
式典には、下関市立大学の韓昌完(はん・ちゃんわん)学長、キルギス国立農業大学のリスベク・ヌルガジェフ学長をはじめ、在キルギス日本国大使館の合田秀樹(ごうだ・ひでき)特命全権大使、国際協力機構(JICA)キルギス共和国事務所長の西方康太郎(にしかた・こうたろう)氏など、多くの来賓や大学関係者が出席。新たな学術拠点の誕生を共に祝った。
韓学長は祝辞の中で、キルギスの国民的叙事詩『マナス』を引用し、次のように述べた。
「友情とは、大地に根を張る樹木のように、風雪に耐え、時を経てもなお青々と茂るものである。この言葉は、まさに本日ここで結ばれる新たな友情を象徴しています。」
さらに、同学長は三つの願いを表明した。第一に、センターが学術交流と共同研究を通じて日本とキルギスの架け橋となること。第二に、キルギスの若き人材が日本で学ぶ機会を広げ、国の発展に還元する支えとなること。第三に、青年の夢を実現する「現代のシルクロード」となり、未来への架け橋となることへの期待を語った。
キルギス国立農業大学は、1932年に創設されたキルギスを代表する共和国拠点大学の一つである名門総合国立大学である。農学、獣医学、経済学、データサイエンス学、環境科学など幅広い教育・研究を担い、持続可能な農業技術の開発や気候変動への対応など、国際的にも重要な研究を進めてきた。今回のセンター開設は、こうした同大学の取り組みを国際的に発展させる新たな拠点となるものである。
式典の締めくくりとして韓学長は「この研究センターが両大学にとってのみならず、両国の未来を担う学生や地域社会にとってかけがえのない存在となることを信じています」と述べ、日本・キルギスの友情と学術協力が世代を超えて発展し続けることを祈念した。
今回のセンター開所は、両国の教育・研究協力の象徴的な一歩であり、持続可能な農業や環境問題の解決に寄与する新たな拠点として注目される。
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TEL. 083-254-8693 / FAX. 083-252-8099