2025年5月29日、大阪万博のイタリア館にて開催された「第一回日本とイタリア大学長フォーラム」において、下関市立大学とシエナ大学との間で協定の調印式が執り行われました。本学にとって、イタリアの大学との協定は歴史上初めてのものであり、非常に意義深い提携となりました。

　シエナ大学は1240年に設立された、世界でも最も古い国立大学の一つとして知られています。現在、学内には81の専門課程が設けられており、そのうち19のコースはすべて英語で提供されています。学生数は約18,500人にのぼり、そのうち毎年1,600人が留学生で、学内における留学生の割合はイタリアで最大です。シエナ大学はイタリア国内外の239の大学と連携協定を締結しており、設立当初から設置されている法学部および医学部においては特に高い評価を受けています。社会科学分野においてもイタリア有数の大学として名を馳せており、QS世界大学ランキングにも名を連ねています。

　調印式はイタリアパビリオンの厳かな雰囲気の中、日本とイタリアを代表する大学の学長、イタリア政府関係者、日本文部科学省副大臣の立会いのもと執り行われました。シエナ大学からは学長ロベルト・ディ・ピエトラ氏が来日しこの調印式に出席され、下関市立大学からは韓昌完学長と曻地崇明特命教授が出席し、両大学の新たな協力関係を確認するとともに、今後の教育・研究分野での連携の強化を誓いました。

　今回の協定締結により、下関市立大学は国際交流のさらなる推進に向けて大きな一歩を踏み出すこととなります。

【参考】イタリアのシエナ大学もこのtopicをホームページに載せてます。

[掲載日：2025.6.2]