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- 教育職員免許法施行規則第22条の6
- 1.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること。
教育職員免許法施行規則第22条の6
1.教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること。
下関市立大学は、「総合的な知識と専門的な学術を教授研究するとともに、地域に根差し、世界を目指す教育と研究を通じ有為な人材を育成することにより、地域社会及び国際社会の発展に寄与すること」を目的としています。(下関市立大学学則第1条)
さらに、教育と研究を貫く理念として「教育と研究の一体性に基づく新たな知の創造」「東アジアを中心に広く世界に目を向けた教育と研究」「地域社会の知的センターとして地域に根ざした教育と研究」の3つを掲げ、
1.バランスの取れた教養豊かな高度職業人を養成すること
2.地域社会及び国際社会の発展に寄与すること
を教育と研究の目的としています。
上記3つの理念と2つの教育・研究の目的に従い、豊かでバランスの取れた教養と教職及び教科に関する高度な専門性を兼ね備えた教員の育成、教育者として強い使命感と倫理観を持ち、幅広いコミュニケーションで他者と連携・協働できる力を備えた教員を育成することを目標としています。かつ、そうした教員が時代の変化や地域社会の要請に応え、コミュニティを豊かに創成させていく確かな実践力を育成することを企図しています。
この教員養成の目標達成のため、以下のようなカリキュラムを設置し、指導・支援体制を整えます。
・教養教育として提供するリベラルアーツ科目群(人文科学、社会科学、自然科学、生命・健康科学、人権・共生)や地域の理解を深めるための下関学など、教員として求められる広く豊かな知識と学力を身につけることのできるカリキュラムの設置
・教職及び教科に関する専門的な学びを提供するため、教職履修カルテを活用し、学生の学修成果を振り返りながら、4年間の系統的な指導
・教育委員会や地域の学校との連携を図り、学校体験制度や介護等体験による現場体験や学校ボランティアをはじめとした各種地域ボランティア活動の推奨
・幅広い世代との人間関係を築き、教員としての使命感と倫理観をもって行動できるよう教職専任教員を中心とした組織的な指導・支援体制の充実
また、本学では学部・専攻科それぞれの特色を活かし、以下のような教員、特別支援教育の専門家を養成することを目指しています。
Ⅰ 学部
1.経済学部(経済学科・公共マネジメント学科)
1)多様な人々とその生活や社会・文化を理解するための幅広い教養を身につけた教員
2)各学科の専門的な知識を多角的な視点から理解し、社会・地理歴史・公民の基礎的知識と科学的根拠に基づき、自ら考え、持続可能な社会の担い手となる学修者を育てることができる教員
3)知識と理論に基づき生徒や状況を多面的に理解し、生徒の全人的成長発達のために、生涯に渡って学び続けることができる教員
4)教育課題や地域課題に対して、必要なデータの収集・分析・提案ができ、課題解決に向けて様々な立場の人と連携・協働することができる教員
5)様々な教育活動に必要な児童生徒のデータを収集・分析し、情報通信技術を正しく活用する教師としてのデータリテラシーを身につけた教員
2.データサイエンス学部(データサイエンス学科)
1) 統計や関連する数理科学に関する知識とデータを収集・整理・分析し論理的に考察できる能力を生かしながら、持続可能な社会の担い手となる学修者を育てることができる教員
2) 情報の管理や分析、人工知能などのアルゴリズムに関する知識を有し、様々な形式のデータを適切に扱う倫理観や責任感を持つなど、教師としてのデータリテラシーを身につけた教員
3) 生徒理解や様々な教育活動に必要なデータの収集・分析・提案ができ、課題解決に向けて様々な立場の人と連携・協働することができる教員
4) 地域の課題解決のために、データ分析結果の統計的解釈を活用することができる能力を身につけた教員
Ⅱ 特別支援教育特別専攻科
日本では、インクルーシブ教育の実現に向けて、全ての教員に障害の有無にかかわらず、子ども一人ひとりが持っている教育的ニーズを把握して理論に基づき理解し、適切に対応する専門性が求められています。
本専攻科では、「障害とは何か」を考え、特別支援教育の歴史や定義、関連する制度・政策の変遷、諸外国における特別支援教育の実際などから、これからの日本で行われるべき特別支援教育の在り方と教育理念について、ビジョンが持てる教員を養成することを目的としています。
1)心理及び生理・病理等に関する知識と多様性理解の視点に基づいて子どもを多面的に理解しようとする教員
2)子どもの教育的ニーズを把握的確に把握し、科学的分析力及び課題解決能力を兼ね備えた教員
3)校内外で切れ目のない教育支援を行うためのコーディネーターの資質と能力を身につけた教員
4)多職種連携及び協働のための論理的説明力とコミュニケーション能力を発揮できる教員