下関市立大学3つの理念
教育と研究の一体性に基づく新たな知の創造
大学とは、なによりもまず、学生と教員がともに手をたずさえて新たな知の創造をめざす共同組織です。このために教員には、研究能力にとどまらず、みずからの研究成果を教育に十分反映させることのできる教育力が求められます。そして学生もまた、教えを受けるという受け身の姿勢にとどまることなく、みずから「学ぶ力」を高め、旺盛な研究心を発揮することが求められます。本学は、このような教育と研究の一体性を堅持し、教員の教育・研究能力と学生の「学ぶ力」をともに高めて、新たな知の創造に努めます。
東アジアを中心に広く世界に目を向けた教育と研究
三方を海で囲まれた下関は、古来、朝鮮半島や大陸との人的、物的交流の結節点であり、ここを基点として同心円が拡大するように、多様な国際関係が形成されてきました。下関から東アジア、さらには世界へと目を向けることで、現在の国際関係がどのような構造を持っているのか、またそれがどのようにして作られてきたのかを理解することができるのです。本学は、こうした地の利を活かし、国際社会における人々の交流と共生のあり方についての理解を深め、新たな展望を切りひらくことをめざします。
地域社会の知的センターとして地域に根ざした教育と研究
地方都市に設置された公立大学として、豊かな地域社会の創成に貢献することは本学の重要な責務です。このために、本学の教育と研究は深く地域に根ざしたものでなければならないと考えています。地域社会がかかえる諸問題を市民とともに考え、解決策を探ります。また他方では市民の生涯学習への対応などのために、大学の知的資源を積極的に開放し活用していきます。本学は、そのような「市民の大学」すなわち市民をも交えた知の交流と創造の場として、地域社会の知的センターとなることをめざします。

下関市立大学の教育と研究は、以上の3つの理念に基づいて、
1. バランスのとれた教養豊かな高度職業人を養成すること
2. 地域社会及び国際社会の発展に寄与すること
を目的としています。
大学の歴史
- 1956. 4
- 下関商業短期大学開学
- 1962. 4
- 下関市立大学開学 経済学部経済学科 入学定員100名
- 1975. 4
- 入学定員を200名に増員
- 1978. 4
- 教職課程を設置
- 1983. 4
- 国際商学科増設 入学定員100名
同学科に教職課程を設置(2022年度入学生より廃止) - 1988. 4
- 国際商学科の入学定員を200名に増員
外国人留学生の受入れ開始 - 1989.10
- 中国/青島大学と交流協定を締結
- 1990. 1
- 韓国/東義大学校と交流協定を締結
- 1990. 4
- 附属産業文化研究所を設置 (2008年4月廃止)
- 1992. 4
- 入学定員を各学科250名に増員(臨時)
- 1992.10
- 健康相談室を設置(2020年5月相談支援センターに名称変更)
- 1994.11
- オーストラリア/グリフィス大学と交流協定を締結
- 1997. 5
- オーストラリア/クイーンズランド大学と交流協定を締結(2019年4月協定解消)
- 2000. 4
- 大学院経済学研究科開設
- 同研究科に教職課程を設置(2021年度入学生より廃止)
- 各学科の入学定員を245名に減員(臨時)
- 2001. 4
- 編入学定員を設置(各学科10名)
- 各学科の入学定員を240名に減員(臨時)
- 2002. 4
- 各学科の入学定員を235名に減員(臨時)
- 2003. 3
- 下関四大学連帯交流協定を締結
- 2003. 4
- 各学科の入学定員を230名に減員(臨時)
- 2003.10
- 中国/北京大学と交流協定を締結
- 2004. 4
- 各学科の入学定員を225名に減員
- 2004.11
- 米国/ロス・メダノス・カレッジと交流協定を締結
- 2004.11
- 米国/コントラ・コスタ・コミュニティ・カレッジ教育自治体と交流協定を締結
- 2006. 5
- 大学コンソーシアムにやまぐち加入
- 2007. 4
- 公立大学法人下関市立大学設立
- 2007. 4
- 国際交流センターを設置
- 2008. 3
- 鹿児島大学大学院人文社会科学研究科との学術交流協定を締結
- 下関商業高等学校と高大連携に関する協定を締結
- 2008. 4
- 附属地域共創センターを設置(2021年4月都市みらい創造戦略機構に名称変更)
- 2008.12
- 大学コンソーシアム関門に加入
- 2009. 6
- トルコ/ボアジチ大学と交流協定を締結
- 2010. 5
- 韓国/木浦大学校と交流協定を締結
- 2011. 4
- 公共マネジメント学科増設 入学定員60名、同学科に教職課程を設置
- 経済学科・国際商学科の入学定員を195名に減員
- 2012. 7
- 台湾/国立聯合大学と交流協定を締結
- 2014. 7
- ドイツ/ルートヴィヒスハーフェン経済大学と交流協定を締結
- 2014.11
- 大学IRコンソーシアムに加入
- 2015. 6
- カナダ/アルゴマ大学と交流協定を締結
- 2015. 8
- 台湾/銘傳大学と交流協定を締結
- 2017. 4
- オーストラリア/グリフィス大学と交流協定を締結
- 2019. 3
- 韓国/釜山外国語大学校と交流協定を締結
- 2019. 5
- 米国/ディアブロ・バレー・カレッジと交流協定を締結
- 2019. 5
- 米国/コントラ・コスタ・カレッジと交流協定を締結
- 2020. 4
- 附属リカレント教育センターを設置
- 2020. 5
- 相談支援センターを設置
- 2021. 4
- 特別支援教育特別専攻科を設置
- 2021. 4
- 都市みらい創造戦略機構を設置
- 2022. 1
- 韓国/又松大学校と交流協定を締結
- 2022. 3
- 山口県立下関中等教育学校と高大連携に関する協定を締結
- 2022.10
- ㈱山口フィナンシャルグループ、㈱データ・キュービック及び㈱YMFG ZONEプラニングとの地域人材育成に係る包括連携に関する協定を締結
- 2023. 1
- 鳴門教育大学と連携協力協定を締結
- 2023. 2
- 下関商工会議所と包括連携に関する協定を締結





大学の概要
- 学部・学科(定員)
- 経済学部(450名)
├経済学科(195名)
├国際商学科(195名)
└公共マネジメント学科(60名)
2024年4月以降は、以下のとおり
経済学部(370名)
├経済学科(155名)
├国際商学科(155名)
└公共マネジメント学科(60名)
データサイエンス学部(80名)2024年4月開設
└データサイエンス学科(80名)
大学院の概要
- 研究科・専攻(定員)
- 経済学研究科(10名)
└経済・経営専攻(10名)
└経済コミュニティシステム・国際ビジネス領域/教育経済学領域
専攻科の概要
- 専攻科(定員)
- 特別支援教育特別専攻科(10名)