理事長メッセージ
はじめに、これまで下関市立大学の建学の精神を継承しながら、歴史を積み重ねてこられた多くの先輩方に敬意を表し、これからも本学が、将来に向かって更に存在感を高められるよう職務に邁進する決意です。
本学が立地する下関市は、古く江戸時代には北前船の寄港地となるなど、人的、物的交流の拠点として発展してきました。その後時代は近代国家の形成に向う明治維新へと突き進みました。
そして維新発祥の原動力となった多くの人材の気風や志は、「明治」から「昭和」へと受け継がれ、この地に、有為な人材を育成するための高等(商業)教育機関を設立したいという先達の熱い思いが、本学の開学につながりました。その思いは今まさに「平成」から「令和」へと伝承されようとしています。私は、下関で生まれ、下関で育ち、開学まもなくこの学舎で学んだだけにそのことを強く感じます。
さて、公立大学法人下関市立大学では、4月より6年間の重点施策を掲げた第3期中期計画(2019~2024)の実現に向けての取り組みがスタートしましたが、前述の精神は、「地域に根ざし、世界を目指す教育と研究を通じ有為な人材を育成する」という人材育成方針に受け継がれています。
今国際社会は、AIやIoT、自動運転などの第4次産業革命を中心にグローバル化が加速する中、昨年から、地域力強化策として「Society5.0」を活用し地域を再生していこうという取組みもはじまりました。
本学は、こうした複雑で多様化する社会経済環境にも的確に対応でき、未来を切り開く人材を育成するため、学生諸君に対しては、本学の持つ総合力ときめ細かなサポート体制をフル稼働させ、学生生活や進路活動をしっかりと支援していきます。
山村 重彰(やまむら しげあき)
- 昭和49年4月
- 下関市採用
- 平成8年4月
- 総合政策部秘書課長補佐
- 平成10年4月
- 総合政策部秘書課長
- 平成11年6月
- 総務部職員課長
- 平成13年4月
- 下関競艇事業局長
- 平成15年6月
- 総務部長
- 平成16年6月
- 下関市助役
- 平成17年2月
- 参与
- 平成17年4月
- 下関市助役(平成19年4月から下関市副市長)
- 平成21年4月
- 下関市副市長退任
- 平成21年6月
- 下関港湾協会顧問(非常勤)
- 平成23年10月
- 介護付老人福祉施設 施設長
- 平成26年4月
- 下関海陸運送(株)顧問(非常勤)
- 平成27年6月
- 西中国信用金庫監事(非常勤)
- 平成31年4月
- 公立大学法人下関市立大学理事長就任