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下関市立大学

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お知らせ

#プレスリリース

本学教員が国際会議ISME 2024で優秀論文賞を受賞 映像コンテンツの感情評価に関する研究が国際的に評価されました。

このたび、下関市立大学のデータサイエンス学部 白濵 成希教授らの研究チーム(日本大学、順天堂大学との共同研究)が、2024年10月4日から6日にかけて島根県松江市で開催された第19回国際経営工学シンポジウム(ISME 2024)において優秀論文賞(Excellent Paper Award)を受賞しました。

受賞論文の概要

白濵教授らの研究チームは、「Evaluating Emotional Responses to Video Content and Their Impact on Viewing Intentions Using the Visual Analog Scale(ビジュアルアナログスケールを用いた映像コンテンツへの感情反応と視聴意図への影響評価)」と題した論文を発表しました。この研究では、映像コンテンツに対する視聴者の感情反応を精密に測定し、それが視聴意図にどのように影響するかを分析しています。

主な研究成果は以下の通りです。

1. ビジュアルアナログスケール(VAS)を用いた感情反応の精密な測定手法の確立
2. 文化的背景の違いによる感情反応の差異の発見
3. 「興奮」と「喜び」の感情が視聴意図に強い影響を与えることの実証

この研究は、エンターテインメント業界におけるマーケティングや制作戦略に新たな洞察を提供するものとして高く評価されました。

国際会議ISME 2024について

ISME 2024は、経営工学の分野で世界をリードする研究者が一堂に会する重要な国際会議です。今年は国際会議IIHMSP 2024 と共同開催され、経営工学からソフトコンピューティングまで幅広いテーマが議論されました。

詳しくはこちらを参照ください。
http://www.wcicme.com/Intconference/ISME2024/

受賞の意義と今後の展望

白濵教授は次のようにコメントしています。
「この研究成果が認められたことを大変光栄に思います。今後もデータサイエンスの手法を活用し、社会に貢献できる研究を続けていきたいと考えています。」

デジタルメディアの急速な発展に伴い、視聴者の感情反応を精密に分析することの重要性は増しています。本研究は、コンテンツ制作やマーケティング戦略の最適化に大きく貢献すると期待されています。

下関市立大学は、今後もデータサイエンス分野をはじめとする先端的な研究を推進し、国際的な学術コミュニティへの貢献を続けてまいります。本受賞を機に、産学連携や国際共同研究のさらなる拡大を目指します。

 [掲載日:2024.10.10]

【お問合せ先】
公立大学法人 下関市立大学
広報ブランド戦略課
TEL.083-253-8967/FAX.083-252-8099