2025年11月6日、下関市立大学はインドネシアの名門国立大学、ブラウィジャヤ大学（Universitas Brawijaya, UB）と、学術交流に関する覚書（MOU）を両学長の署名により締結しました。

ブラウィジャヤ大学は1963年に設立された東ジャワ州マラン市の6万人の学生数を誇る総合大学で、18学部を有し、教育・研究の両面でインドネシアを代表する名門校として知られています。

今回の調印式では、両大学の代表者が挨拶を行い、協定が学生・教員双方に新たな学術・文化交流の機会をもたらすことへの期待が述べられました。
ブラウィジャヤ大学からは「本パートナーシップが学生・研究者に知識共有と協働の新たな道を開くものであり、長期的な関係の始まりとなる」との言葉があり、下関市立大学からは「地域課題の解決とグローバル人材育成の両立を目指し、インドネシアとの連携を深化させたい」との意欲が示されました。

また、MOU締結に続き、大学院進学・交換留学・共同研究の3分野を柱とする学術協力協定（MOA）の締結に向けた協議も行われました。

両大学は今後、学部・研究科単位でのMOA締結に向けて詳細を詰めていくことで合意し、農業、観光、データサイエンス、人文科学などの分野での協働を進める予定です。

この協定締結は、アジアにおける国際的な教育・研究ネットワークの拡充に向けた大きな一歩であり、今後、両大学間の実質的な学術・人的交流の深化が期待されます。

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