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専門演習 I(地域づくり研究)のゼミが、大分県由布市湯布院町で1泊2日のゼミ調査旅行を行いました

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 本学の専門演習I(水谷担当)の地域づくりに関する研究をしているゼミで、学生13名と教員1名が、2019年8月9日(金)~10日(土)の1泊2日の日程で、大分県由布市湯布院町を中心に現地調査・フィールドワークを行いました。

 初日の9日は、朝7時に大学を出発して湯布院に向かい、10時から一般社団法人由布院温泉観光協会の太田慎太郎会長に、湯布院地域の温泉を中心とした地域づくりの現状と課題などについてお話を聞きました。湯布院らしい生活と暮らしを大切にしながら、別府温泉とは異なった温泉観光と地域づくりのあり方を模索してきて湯布院ブランドを発展させてきたことや、インバウンドなど海外からの観光客の激増とオーバーツーリズムなどの課題、湯布院らしさの維持と県外の資本流入やフリー・ライダー問題とのバランスなどについて学習しました。

 正午より、特定非営利活動法人ムラづくりNPO風の原っぱが運営する「原っぱカフェ」で、視察を兼ねて「いいね!食堂」の昼食をいただきました。地域の食材を使った料理をビュッフェ(バイキング)スタイルでいただき、料金は食後に、お客さん自身の料理に対する満足度や店の維持可能性を自ら考慮して、自分で料金を決めてボックスに入れるというものでした。その後、14時30分から浦田代表に、NPOの活動の概要や、事業を通しての外国人旅行者や地域・農家との交流・関係、NPO事業のおもしろさと経営課題などについてお話を聞きました。

 その後、夕食のバーベキューの食材を買い足しながら、飲食店やお土産店がひしめく湯の坪街道などを通って、宿泊施設の「ゆふいんフローラハウス」まで2Kmほど歩きました。夕食では、ゼミ生それぞれが役割分担を担いながら、豊後牛や地元野菜、焼きそばなどを炭火で焼いて食べ、ゼミ生同士の交流を深めました。宿の方のお計らいで地元栽培の米を炊いていただき、学生がおむすびにして美味しくいただきました。

 10日の朝、フローラハウス自家製のベビーリーフやハーブなどを食材に使った朝食をいただいた後、安藤正子社長から、フローラハウスの宿泊事業や温泉熱を活用したハウスでのハーブや胡蝶蘭の栽培と販売・流通、湯布院の地域づくりのあり方などについてお話を聞きました。湯布院内外の人たちとの信頼や信念に基づいた豊かな交流を通しての多様な取り組み、農業を通して感じる地球環境の問題、地域づくりにおける読書や講演などからの学びの大切さ、地域づくりと「どう生きるか?何のために生きるか?」といった問い・その実践とのつながり、などについて学生たちは話を聞き、考えました。自らに「どう生きるか?何のために生きるか?」という問いについての宿題も持って帰りました。なお、フローラハウスの庭には、フランスで「自由」の象徴とされる菩提樹が植えられており、その経緯も伺い、人と人との出会いとつながりの大切さについて思いをはせました。

 その後、11時から15時まで、これまで学習し、ヒアリング調査を通して学んだことを踏まえながら、3班ごとに湯布院地域内の地域づくりについて自分の目で実際に見て、考える散策をしました。15時すぎに大学借り上げバスに乗り、由布市内の別の温泉地域である塚原温泉で火口乃泉の視察を行って、18時すぎに大学に戻りました。

 学生たちは、フィールドワーク前の予習・学習と、現地でのヒアリング調査を通して、地域づくりのあり方について多面的な学びと多様な視点を得ることができ、合わせて、大学3年生の今、「生きること」についても考える機会をえて、実り多いゼミ調査旅行となったようです。
(文責:公共マネジメント学科 教授 水谷利亮)